純正ディスプレイオーディオから交換、アルパインがアルファード/ヴェルファイア専用の大画面カーナビ「ビッグX 11アップグレード」を発表

アルパインが30系トヨタ『アルファード/ヴェルファイア』専用11型大画面カーナビ「ビッグX 11アップグレード」の発売を発表。価格はオープンで2024年1月中旬～春からの販売を予定。

今回発表されたのは純正ディスプレイオーディオ装着車専用・交換モデル［EX11NX2-AV-30DA-UP］［EX11NX2S-AV-30DA-UP］とオーディオレス仕様車専用モデル［EX11NX2-AV-30-UP］［EX11NX2S-AV-30-UP］の計4モデル。EX11NX2はDVD・CD・SD搭載モデル・EX11NX2Sは非搭載モデル。

40系登場後も、今なお人気の高い30系アルファード/ヴェルファイアだが、2019年12月のマイナーチェンジで純正ディスプレイオーディオが標準装備となり、ディスプレイオーディオ交換を望むユーザーの声も多くなっていたという。2020年に直営店アルパインスタイルで純正ディスプレイオーディオの移設による大画面カーナビ「ビッグX」の取付けを実現していたが、今回の製品は純正ディスプレイオーディオを「ビッグX11」に交換することによるナビゲーション、エンタテインメントをはじめとした大幅なアップグレードを目指したものとなっている。

さらに、東海理化との共同開発により国内の市販カーナビゲーションでは初となるエアコンやスライドドアなどの車両機能コントロールを実現。先進感のあるアニメーションでのインターフェイスにより、車両の機能を11型大画面で快適にコントロールすることが可能となった。また、「ビッグX」が大好評だった年式（2015年/平成27年1月～2019年/令和元年12月）のオーディオレス仕様車に対応したモデルもラインアップされいてる。

新製品4モデルは「ビッグX 11」の名の通り、市販カーナビゲーション最大の11型大画面/高画質WXGA液晶モニターを30系アルファード/ヴェルファイア専用デザインとして構成。DVDやCD、地上デジタル放送やSDに対応。またHDMI接続によりスマートフォンやストリーミングデバイスの映像も再生するなど、フルメディア対応へのアップグレードを実現している（EX11NX2SはDVD・CD・SD非搭載なので別途機器が必要）。

ワイヤレスApple CarPlayにも対応（Android Autoではワイヤレス非対応）、音楽サービスやハンズフリー通話、メッセージの送受信などの機能を利用できる。Amazon Alexaではスポット検索や目的地としてビッグXでのルート設定や家庭内の対応スマートスピーカーとの会話、音楽アプリ操作、ニュースの聞き取り、天気の確認など、スマホ連携のアップグレードを実現している。

そのほか、フルデジタル・パワーアンプや低音ノイズを減らす高音質回路、高級オーディオパーツなどによる高音質設計でハイレゾ対応、30系アルファード/ヴェルファイア専用のサウンドチューニングや前後席4チャンネル独立のパラメトリック・イコライザーなどのサウンド面での機能強化や、別売りの高画質カメラ、ドライブレコーダー搭載デジタルミラー、後席モニター接続によるシステムのアップグレード、装着済みの純正バックカメラの接続も可能となっている。

もちろんナビ機能も充実し、走行中でも声で主要なナビ操作が行えるボイスタッチ搭載、人が案内しているようにわかりやすいカウントダウンガイダンス、3年間の無料地図更新や最新の高速道データ配信にも対応している。