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電子機器を追加するとクルマの電源不足でパフォーマンスがさがる!? オルタネーターカスタマイズのススメ~カスタムHOW TO~

レスポンス / 2023年12月5日 6時30分

クルマで使われる電気を発電しているオルタネーター。これを強化するチューニングもある。ナビやETCなど多数の電子パーツを装着していくと発電不足に陥ることもあるのだ。


クルマではエンジン制御はコンピュータが行い、そこから点火プラグで電気を使って火花を飛ばして爆発させて動力を得ている。ほかにもありとあらゆるところに電気が使われている。その電気を発電しているがオルタネーターだ。


電気というとバッテリーを想像する人も多いが、あちらは発電した電気を溜めておく場所。オルタネーターが電気を作り出さなければそもそも始まらないのだ。


バイクの話になるが一昔前に流行ったのが「スカチューン」。キムタクが美容師役のドラマでヤマハ『TW200』に乗っていたことから爆発的に広まったカスタムで、バッテリーなどを外してしまいシート下のスペースをスカスカにすることがカッコ良かった。


その場合、エンジンはキックでスタートする。エンジンが回り出せばオルタネーターが常に発電しているので、バッテリーがなくても走行はできてしまうのだ。ただ、電気を溜めていく場所がなくなるのでウインカーを出すとヘッドライトが暗くなるとか、電気が安定して供給されない不具合はあった。


そこで多くの場合、オルタネーターで作った電気をバッテリーに蓄えながら走っているわけだが、そもそも発電がよりも消費量が多いとバッテリーが充電されない。もちろん、ノーマルでそういったことにならならないように自動車メーカーで設計されているが、カスタマイズを行っていくと消費量が上回ってしまうことや、ギリギリになってしまうこともあるのだ。


最近だとカーナビやETCはもちろん装備されているだろうが、そこにウーファーを追加したり、追加メーターを動かす、デジタルルームミラーを使う、ドライブレコーダーを作動させる、そしてスマホやタブレットを充電するとなると、どんどん消費電力が増えてしまう。


オルタネーターの容量いっぱいまで電気を使ってしまっていることも珍しくない。そこでバッテリーを大きくしても一時的な効果はあるが根本的な解決にはならない。オルタネーターの交換という話になる。


もともとの発電量が60Aのところを80Aにしたオルタネーターなど、アフターパーツとして大容量化されたオルタネーターが販売されている。とくにデメリットもなく交換することで発電量をアップさせ、安定した電気の供給が可能になるのだ。


また、ちょっと古いクルマには最新のオルタネーターにすることで低抵抗化が望めるメリットもある。近年の最新オルタネーターでは角型配線コイルを採用。丸い配線に比べて効率よく巻けることで省スペース化でき、今までもよりも少ない抵抗で発電することができる。


ちょっと古い車ならエアコンをON/OFFすると明らかに加速力が変わったが、それと同じくらいの効果があり、低抵抗オルタネーターはストレートスピードのアップや燃費の向上に効果もあるのだ。


オルタネーター自体は定期的なメンテナンスなどはほぼない部品。そして故障も少ない部品だが、筆者の経験だと車齢が20年を超えるとトラブルが起きやすくなる。実際マイカーの「AE86」でもこれまでに2回交換してきている。いずれも発電不足やバッテリー過充電のトラブルが起きて交換した。


そういったトラブルを未然防ぐ意味もあるし、旧車となると当時の想像を遥かに超えるほど現代では電子パーツが増えている。それだけ電気がなりなくなりがちなので、早めに大容量オルタネーターにするとか、リビルド品のオルタネーターにするなどメンテナンスかカスタムは重要になっている。


また、そのくらいの年式のクルマでは同時にアースケーブルなどもチェックしたい。端子の劣化などによってきちんとアースが取れていなくて、それによって不調をきたしている場合も少なくない。アーシングチューンなどを行なう前に、まずは純正のアースケーブルを新品にするとか、接点の清掃を行なうなど基本の見直しが大切になる。

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