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カングーと兄弟、メルセデスベンツ『シタン』にロングバージョン登場

レスポンス / 2023年12月13日 12時15分

メルセデスベンツは、小型商用車の『シタン』(Mercedes-Benz Citan)新型の乗用ミニバン仕様『シタン・ツアラー』のロングホイールベースの受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、3万3141ユーロ(約520万円)と発表されている。


シタンは2012年4月、メルセデスベンツのLCV(小型商用車)として誕生した。メルセデスベンツとルノーグループの提携効果を生かし、ルノー『カングー』をベースに開発されたのが、シタンとなる。2世代目となる新型シタンも、ルノー日産三菱アライアンスとの協業によって開発されながらも、ひと目でメルセデスベンツと認識できる外観になっている。


ロングホイールベース仕様のシタン・ツアラーは、ホイールベースが3100mmで、標準仕様よりも384mm長くなった。これにより、2列目に3つの独立したシートが標準装備され、オプションで3列目に2つのシートを装備することもできる。乗車定員は最大7名だ。


2列目と3列目のシートはフルアジャスタブルとした。軽量なシート設計のおかげで、シートバックを素早く簡単に倒すこともできるという。


シタン・ツアラーには、両側スライドドアが標準装備されている。ロングホイールベース仕様では、スライドドアの開口幅は左右とも830mm。荷室の地上高は550mmとした。電動パーキングブレーキを標準装備。「KEYLESS-GO」などがオプションで用意されている。

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