【ホンダ WR-V】もうひとつのWR-Vを作ろう、と…用品担当者インタビュー
レスポンス / 2023年12月14日 11時30分
ホンダ『WR-V』のディーラーオプションは、“もうひとつのWR-Vを作る”というコンセプトで開発された。そこで用品担当の開発責任者にそのポイントについて話を聞いた。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962151.jpg)
◆タフと上質と
----:このWR-Vでアクセサリーとして一番やりたかったことは何でしょう。
ホンダアクセス純正アクセサリー開発責任者の水上寛之さん(以下敬称略):もうひとつのWR-Vを作ろうというのをコンセプトとして掲げています。WR-Vは“SUVライク”のクルマですので、さらにユーザー層の幅を広げるために、よりタフに見せる、上質に見せるといったところをキーワードに力を入れて開発しました。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962135.jpg)
----:その方向性を狙ったのはなぜですか。
水上:スクエアなデザインの『ヴェゼル』とはまた違った形ですので、方向性の棲み分けという考え方では、ヴェゼルのポジションとWR-Vのポジションをしっかりと差別化して出していこうとしています。そこでよりタフに見せるといったところに行き着きました。
----:よりタフに見せたいと同時に、よりクオリティを高くしたいという思いもありますよね。
水上:それはシルバーの加飾や、一部メッキのパーツなどでしっかりとバランスをとってタフに見せながら、高い質感も演出しています。その結果としてWR-Vのグレードのひとつとして見えるような仕上げを狙っているのです。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962136.jpg)
◆カスタマイズのハードルを下げたい
----:その結果として顔付きに迫力が出たわけですね。そのあたりはデザイナーのこだわりがあるような気もします。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962152.jpg)
水上:はい、特徴的なのがフロントグリルです。縦基調にしたことでしっかりとベースのクルマと差別化を図っています。さらに下回りのシルバーの加飾で、より下回りを支えるような、より強靭なボディといったところを演出しました。すごくデザイナーとこだわったところです。
----:そのほかにもフロント周りは変更点が大きいですね。そのあたりも教えてください。
水上:フロントのガーニッシュやフォグランプ周りにシルバーやメッキ加飾を使っていますが、これはしっかり下回りを支えるような演出をしたいからです。昔ながらのSUVじゃないですけど、スキッドプレートとかそういったものを思わせるようなイメージです。クロスカントリーとかSUVという言葉が出始めた頃ぐらいのクルマをイメージすると、下回りはシルバーのイメージかなということで演出しています。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962139.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962143.jpg)
----:もうひとつエクステリアで特徴的だと思ったのが、フェンダーガーニッシュです。通常フェンダー周りは本機のデザイナーのこだわりがあるところですが、そこにあえてエンブレムを入れたというのは、純正アクセサリーのすごいこだわりなのかなと思うのですがいかがですか。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962149.jpg)
水上:はい、私と企画担当とでこだわったところです。WR-Vのターゲットユーザーのひとつにミレニアル層があり、そこにも響くようなクルマを目指しています。そのミレニアル層に対しても、カスタマイズというハードルの高さをなくしたい、簡単にカスタマイズできるんだと思ってもらいたいので、こういうお手軽なアイテムでもクルマの違いを出せるようにアピールしています。そうしたワンポイントのアクセントとして簡単に付けられるところにこだわって行き着いたのがフェンダーガーニッシュと、フューエルリッドデカールなのです。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962137.jpg)
◆使い勝手に力を入れたインテリア
----:ではインテリアについてのこだわりを教えてください。
水上:インテリアはどちらかというと加飾よりは使い勝手に力を入れていまして、特に今回は荷室もかなり広いですから、いろんな趣味のお客様がいろんな使い方ができるようにユーティリティ面で力を入れています。例えばキャンプに行く人、釣りに行く人、スノーボードに行く人などいろんな方がいますので、そういった方々と話をすると、大きなものを積むのはもちろん、ちょっとした小物もあって、そういったものが結構クルマの中で転がってしまうなど、意外と空間が上手く使えていないことがわかりました。そういった困りごとを解消し、このクルマを最後まで使い倒すという考え方からでてきたのが、ストレージボードやシートバックソフトトレー、ラゲッジトレーなどの荷室のアイテムです。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962146.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962150.jpg)
----:いまお話しいただいた以外でこのクルマで語っておきたいところがあればお願いします。
水上:タフスタイルというテーマでシルバーの加飾がフロントのガーニッシュ、サイド、リアと揃ってますので、そこをしっかりコーディネートしていますし、リア周りもしっかりとシルバーの加飾を入れていますので、好みに応じてカスタマイズを楽しんでいただきたいと思っています。
それからドアを開けた時にWR-Vという文字が光り出すパターンプロジェクトもあります。これも武骨なデザインで、タフさをイメージしたようなデザインですので、ドアを開けた時の楽しみにもなり、またお手軽カスタマイズのひとつと考えています。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1962144.jpg)
----:エクステリアのそれぞれの加飾は別々にオーダーすることは可能ですか、それともセットで注文するものなのでしょうか。
水上:別々でオーダーが可能です。そしてこれを集めていくとタフスタイルという、我々の目指すお届けしたい姿に仕上がると形になります。
----:ディーラーオプションの用品装着は、完成したクルマに対してやらなければいけないのですごく大変なことだと思います。にもかかわらずWR-Vでいえば後付け感があまり感じさせませんね。
水上:そうですね。おっしゃる通り、後付け感のない本当にひとつのグレード、もうひとつのWR-Vに見せるといったところにすごくこだわっていますので、本当に後から付けたよねと見せないようにすごく苦労しました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【スズキ フロンクス】デザインの肝は「市場での存在感」、スズキの小型車を変える内外装とは
レスポンス / 2024年7月25日 15時0分
-
スズキの新車「フロンクス」はホンダ「WR-V」と真っ向勝負? 試乗で確認
マイナビニュース / 2024年7月25日 11時3分
-
209万円! ホンダの小さな「新型SUV」何が人気? カクカクデザインのスクエアモデル! WR-Vに寄せられる声とは
くるまのニュース / 2024年7月11日 10時10分
-
約2年ぶり復活! ホンダ“新型”「スゴいSUV」今夏登場へ! 超スタイリッシュボディ&「画期的ユニット」採用の「新型CR-V」に反響アリ
くるまのニュース / 2024年7月6日 8時10分
-
【ホンダ ヴェゼル 新型試乗】『WR-V』よりも“雰囲気”を求めたいユーザーに…島崎七生人
レスポンス / 2024年7月2日 12時0分
ランキング
-
1「1人で食事が常態化」現役世代の孤食という問題 コミュニティーディナーを始めた会社の意図
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 14時0分
-
2妻への「別にいいけど」はケンカの火種でしかない 夏休みは「家庭内の不適切発言」を回避する機会
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 8時0分
-
3トランプ氏がもし撃たれていたら? AR-15銃の恐怖の殺傷力(シェリーめぐみ)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 9時26分
-
4「再訪したい国」日本が世界首位 人気地域に人出集中する傾向
共同通信 / 2024年7月29日 16時51分
-
5エンジンを冷やす「冷却水」は“水道水”で代用できる? 漏れ「放置」は絶対NG! 経年車で起こるトラブルとは
くるまのニュース / 2024年7月29日 14時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)