『Vクラス』のキャンピングカー、「マルコポーロ」も顔が変わった…改良新型を欧州で受注へ
レスポンス / 2023年12月19日 7時0分
メルセデスベンツは、ミニバンの『Vクラス』(Mercedes-Benz V-Class)ベースのキャンピングカー、「マルコポーロ」改良新型の欧州での受注を2024年1月に開始する。ドイツ本国でのベース価格は、8万0005ユーロ(約1240万円)と発表されている。
改良新型では、新しいフロントグリルを採用した。グリルは下方向に大型化された。グリルの周囲にLEDライトバンドを組み込むこともできる。バンパーも新デザインだ。リアは、バンパーとLEDテールライトが新しい。リアゲートのクロームトリムストリップには、メルセデスベンツの文字が入る。
ダッシュボードには、2つの12.3インチワイドスクリーンを配置した。新形状のエアベント、静電式ハンズオフ認識機能を備えた新世代のステアリングホイールも装備する。また、キャンピングカーのマルコポーロならではのアイテムとして、ベッド付きのポップアップルーフ、キッチン、テーブルなどが装備されている。
外部電源との接続システムがオプションで選択できる。230ボルトのソケットを利用することより、長期間のキャンプも快適に過ごせるという。トリムパネルは仕様によって、ピアノラッカー、エボニーウッド、カーボンファイバー、ブラッシュドアルミとなる。電動テールゲートの「EASY PACK」も用意された。このテールゲートは、任意の位置で停止させることが可能だ。
また、「アーバン・ガード」が全グレードにオプション設定される。アーバン・ガードは盗難防止システムだ。車両への侵入や盗難が検出された場合、音響的および視覚的に警告を発する。盗難が発生した場合には、「メルセデス・ミー・コネクト」を利用して、盗難車を追跡し、現在位置を特定できる。
欧州仕様には、「OM654」型ディーゼルエンジンを搭載する。直噴2.0リットル(排気量1951cc)直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、高出力バージョンとなっており、最大出力は239hp、最大トルクは51kgmを発生する。「オーバートルク」モードでは、最大トルクが54kgmに引き上げられる。トランスミッションは、9速ATの「9Gトロニック」を組み合わせている。
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