まるで「ミニフェラーリ」!? ランチア『イプシロン』新型、これが復活デザインだ!
レスポンス / 2023年12月30日 8時0分
ランチアは、コンパクトモデルの新型『イプシロン』を2024年2月に、イタリア・ミラノにてワールドプレミアすることを発表した。現在ティザーキャンペーンを展開中だが、その市販型デザインに関する情報をスクープ班が入手した。復活する新生イプシロンの姿とは。
「Y」と表記された初代イプシロンは、1995年に誕生。バリエーション豊かな内外装をもつイタリア製コンパクトカーとして、世界で人気を博した。もともとはアウトビアンキが販売していたが、同じフィアットグループのランチアが受け継いだという経緯をもつ。
最終モデルの第3世代は2011年に登場、従来の3ドアハッチバックボディから、5ドアハッチバックに変更され、日本市場にはクライスラーブランドから販売されていたが、2014年には販売が終了していた。
◆フェラーリ風デザインを採用?
これまで公開されたティザーイメージでは、インフォテインメントのタッチスクリーンの下に配置される「タボリーナ」と呼ばれる円形パッドや、ランチア伝統のグリル「カリス」が再解釈されたたノーズに、スリムなLEDライトバーが配置されることがわかっていたが、そのほかのデザインは明かされていない。またプロトタイプ車両をスクープした際にも、カッシーナ製と思われるインテリアは見えたが、そのエクステリアは厳重に隠されていた。
そこで、海外自動車メディア「KOLESA RU」に協力を得て、そのエクステリアを予想した。CGでは、ティザーイメージを忠実に再現したノーズ、クロスオーバー風のバンパーを装備。側面では、Dピラーに配置された「ピラーマウントドアハンドル」が確認できる。
最大の注目はリアエンドデザインだ。ルーフ上部にはスポーティーなスポイラーを装着、オリジナルのフォントで制作された「LANCIA」ロゴの端には、2023年4月に発表されたコンセプトカーのランチア『Pu+Ra HPE』や、フェラーリを彷彿させるLEDリングテールライトを装備した。
復活する新型イプシロンは、オペル『コルサ エレクトリック』や、プジョー『e-208』と同じステランティスの「e-CMP」プラットフォームをベースとした電動ハッチバックとなる。パワートレインは、最高出力156psのシングルモーターと51kWhのバッテリーを組み合わせ、e-208と同じパワートレインを採用する可能性がある。航続距離は約248マイル(400km)となるだろう。またランチアが2028年にEV専用ブランドとなるまでは、内燃機関をもつマイルドハイブリッドも用意される予定だ。
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