【A-MESSE TOKYO 2023】幕張メッセにカスタムカーが500台!Aiちゃんの次なる目標は…?
レスポンス / 2024年1月4日 11時0分
2023年8月、千葉・幕張メッセで、カスタムカーイベント『A-MESSE TOKYO 2023』(以下、A-MESSE)が開催された。昨年に富士スピードウェイで初開催されたばかりで、2回目にして早くもこの日本最大級の展示場に乗り込むという快挙を実現したA-MESSE。今回は2,000台を超えるエントリーから選ばれた500台のカスタムカーが、1~3ホールの広い空間を埋め尽くした。
◆ジャンルレス・ボーダーレスなカスタムカーのフェス=A-MESSE!
会場を見回して感じたのが、ジャンルの多様さだ。カスタムカーのショーやイベントは、東京オートサロン/大阪オートメッセのような規模でなければ、カテゴリーを限定したものが一般的。しかし主催者のAiさんは、そうした垣根を越えたイベントを目指したいと語る。
「初回でもフラットなイベントを開催したいと言っていたんですが、その思いは今回も変わっていません。前回に比べて、より広いジャンルに来ていただけたと思います。カスタムが好きなのは同じなのに、無意識に作ってしまっている派閥のようなもの、それを壊して、お互いを尊重しあえるイベントにしたいんですよ。カスタマイズも展示も、それぞれのいいところを吸収しあえるような場になるといいですね」
そうした方向性を象徴しているのが、メインステージ横に並んだ、6台のゲストカーだろう。向かって右側は日本車、左側は欧米車が3台ずつ。しかも、カスタマイズのジャンルはさまざまだ。国産車は、スタンスのバッチリ決まったトヨタ『86』、レーシーなスタイルの日産『GT-R』、ド迫力のスーパーチャージャーを積んだUSDMのホンダ『インテグラ』。
欧米車はお手本のようなローライダー仕様のシボレー『インパラ』、スキがないVIPスタイルのベントレー『フライングスパー』、そしてみごとに着地したメルセデスベンツ『250S(W108)』。いずれを取っても、それぞれのジャンルにおけるアワード級のカスタムカーばかりだ。
「何か1つが正解じゃないと思うんですね。例えば、ローライダー系の色遣いのよさをVIP系の人が感じたり、他のジャンルのいいところを吸収する場にできるのが、オールジャンルのいいところではないでしょうか。限定された相手に発信するSNSやYouTubeのようなものではなくて、テレビのようにたまたま見たひとに知らなかったことを色々目にしてもらえるイベントにしていきたいですね」。
実際、会場を見回しても展示車両は多彩だ。軽自動車やミニバンから、セダンやハッチバック、SUV、スポーツカーやスーパーカーまで国内外の多様な車種が揃っているのはもちろん、カスタマイズのジャンルも色とりどり。スタンス系やスポコン系、サーキット系、VIP系やローライダー、果ては竹ヤリデッパの街道レーサーや痛車系まで、ホール内を1周しただけで、新旧バリエーション豊かなカスタムを堪能できてしまう。足りないものがあるとすれば、クロカンや1ボックスをリフトアップした、いわゆるアゲ系くらいだろうか。
◆初陣(Uijin)に続くTOKYOは大成功、次のステップアップが楽しみ!
2回目の開催にして、カスタムカー界隈ではすっかり名の通ったイベントとなったA-MESSE。弱冠25歳にして、多くのカスタムファンを惹きつけるイベントを率いるAiさんに、意気込みとA-MESSEの今後の展望をうかがった。
「イベント名に“メッセ”とありますし、幕張メッセではぜひ開催したいと思っていました。2回目でここに来てしまったのは飛ばしすぎかな、っていう気もするんですが、去年よりレベルアップした楽しみを味わっていただくためにも、今年は挑戦する年だと決断しました。ここで成功したら“またステップアップして、色んな地域で開催できるかな”って。毎回同じ会場を使用するイベントも多いですが、A-MESSEはいろいろな場所で楽しんでいただきたいと思っています」
いつかはやりたいと夢や理想を描くのは簡単、しかしそれを実行するのは誰しもできることではないだろう。もちろんAiさん自身が一番認識しているが、出展者・展示車両・運営スタッフすべての協力があってこそのイベント開催。ここまでの規模で無事に開催することができたのは、なによりも成功させたいという熱い思いが周りの人を動かしたことに違いない。2回目の開催にして1つの目標を達成したA-MESSE。次なる3回目は一体どんなイベントになるのか、楽しみにその時を待ちたいと思う。
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