BMWのEVワゴンに「M」、ティザー映像を公開
レスポンス / 2024年1月24日 12時30分
BMW Mは1月23日、BMWが現在開発を進めているEVワゴン『i5ツーリング』をベースにした高性能な「M」モデルのティザー映像を公開した。
i5ツーリングは、『5シリーズ・ツーリング』次期型のEV版になる。i5ツーリングの高性能なMモデルは、セダンの『i5』に用意されている「M60 xDrive」グレードの可能性が高い。
i5のM60 xDriveでは、モーターの最大出力をフロントが261hp、リアが340hpとした。システム全体で、517hpのパワーと81.1kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。「マイモード・スポーツ」を選択すると、パワーは601hpに強化される。MスポーツブーストまたはMローンチコントロール作動時には、システム全体のトルクは最大83.6kgmに引き上げられる。これにより、0~100km/h加速3.8秒、最高速230km/h(リミッター作動)の性能を可能にした。
コンパクト設計の高電圧バッテリーは蓄電容量が81.2kWhで、床下にレイアウトされた。1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、最大516km(WLTPサイクル)に到達する。
ダイナミックな走行性能、あらゆる運転状況における安定性、高精度なハンドリング性能、優れた乗り心地、高いドライビングダイナミクスの実現を目指した。この目標達成のために、ロングホイールベース、フロントアクスルとリアアクスルのトレッド幅の拡大、バランスの取れた50対50の前後重量配分、インテリジェントな軽量構造、ボディとシャシーの接続剛性の向上などが図られた。
センシングと同時に最短時間で直接制御されるホイール・スリップ・テクノロジー、統合ブレーキシステム、可変ステアリングレシオを備えたスポーツステアリングを標準装備した。4輪操舵を可能とするインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングと電子制御のショックアブソーバーを備えたアダプティブ・サスペンションも搭載されている。
アクティブロールコントロール機能を備えた電子制御スタビライザーを含む「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」を標準装備した。ダイナミックな走行性能と快適な乗り心地とを高い次元で両立することで、EVの特性を最大限に活かした新時代の「駆けぬける歓び」を追求している。
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