寒波襲来! 寒い季節だからこそやりたい、車内清掃にチャレンジ~Weeklyメンテナンス~
レスポンス / 2024年1月25日 6時30分
寒さ真っ盛りのこの時期、そんな季節の愛車メンテナンスは車内を中心に行うと良いだろう。そこで今回は車内清掃をまとめて紹介。インテリアをピカピカに磨き上げて気持ち良くドライブしよう。
クルマの車内清掃というと、かなり大がかりなクリーニングを思い浮かべてしまう読者も多いだろうが、ポイントを絞って清掃すれば手間の割には快適度アップの幅が大きいので、気負うこと無くまずは優先順位の高い順に小規模な清掃からはじめてみよう。
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ポイントになるのは(1)車内の大きなゴミやほこりの除去、(2)シートのクリーニング、(3)フロアマットの清掃、(4)ダッシュやドアトリムなどの清掃、(5)フロントガラスのクリーニング、このあたりまでをこなせれば一気に内装はきれいで快適になる。そう考えると週末のDIYクリーニングでやってみようという気になってきただろう。
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まずは車内の大きなゴミやほこりを除去することからはじめよう。普段クルマには結構色々な荷物が積みっぱなしになっていることも多い。そこで助手席や後席、ラゲッジなどに積み込んだあれやこれやをまずはクルマから降ろすことから作業を始めよう。この時に、その後の清掃作業も考えてフロアマットも取り外しておこう。するとフロアやシート、ラゲッジには結構なゴミが散らばっているのがわかる。特に足もとスペースには砂や石ころ、お菓子の破片が落ちている場合も多い。さらにシートの下をのぞき込むと結構な量のホコリが堆積しているのでは無いだろうか。これらは掃除機で一気に吸い取ってしまえば良いだろう。これだけで臭い対策にもなる。
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掃除機を使うなら同時にシートのクリーニングも実施しておこう。クルマの清掃をあまり経験したことの無い初心者には意外かも知れないがシートにはかなりの量のホコリが堆積している。そこで、まずはステッチの隙間などに溜まったほこりや汚れを掃除機で吸い取ろう。さらにシート座面やシートバックなどを軽く叩くとクッションの中からホコリが舞い上がってくる。ドアを全開にしてできる限りホコリを叩き出しておくと気分的にも良い。シート表面の汚れは布クリーナーなどを使って処理するといいのだが、今回はまずは手軽に処理できるホコリ処理を優先して行うこととした。
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次に取り外したフロアマットを洗っておこう。水洗いが基本になるのだが、見た目でひどい汚れが付着していないようであれば布団たたきのような棒状のものを用意して裏側から軽く叩くと良いだろう。すると想像以上にホコリが出てくるのでビックリするはず。車内の汚れやホコリをフロアマットが受け止めていてくれていたことを実感する。今回はここまでで作業は完了とする。水洗いは外装をシャンプーするタイミングで同時に洗うと効率が良いだろう。
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次に取りかかりたいのはダッシュやドアトリムなどの清掃だ。樹脂パーツに関してはホコリの堆積が主だと思われるので、マイクロファーバーや柔らかい布などを使ってから拭きでも十分だ。しかしドアトリムに生地部分やレザー部分がある場合は汚れがこびりついているケースもある。そんな時にはカー用の布クリーナー(革の場合は革クリーナー)を利用すると良いだろう。汚れがピンポイントの場合はスプレーして歯ブラシなどで軽くこする~乾いた布で拭き取るという作業を繰り返す。あまり深追いせず“少し作業しては状態を見る”を繰り返し作業すれば色落ちなどの危険も防げるだろう。
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最後にポイントになるのがガラスの内側のクリーニングだ。フロントウインドウやサイドウインドウなどは、手で触れると油分が付いてしまって、そのままの状態がずっとキープされる。また結露や湿気が付着したまま乾燥した場合にもムラ状の汚れになることも多い。ここに汚れが堆積してガラス面が歪んだような視界になってしまうのだ。目立つ汚れでは無いので普段は気にならないのだが、急な雨や外気温の低下で結露が起きた場合には、この汚れがそのまま浮き出して視界を遮ってしまうので気になる。
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処理としてはマイクロファイバーを用意して水に浸した上で固く絞ってガラス面を拭き上げていく方法だ。この作業にはマイクロファイバーを使うのがおすすめ、家にあるタオルなどを使うとどうしても拭きスジが残ってしまい、何度拭き上げてもクリアにならないことがあるからだ。またカー用のガラスクリーナーが用意されているので、油分や汚れがしつこいと感じたらこれらを用意すると良いだろう。
このように、寒い日でもそれほど苦にならない内装清掃。夏場は避けたい作業だけに、この時期じっくり取り組みたいクリーニングメニューでもある。100%の仕上がりを目指すと重荷になるので、とりあえずできるところだけやるというライトな感覚で作業を始めれば、想像以上に愛車がきれいになっていくので満足度も高い。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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