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[低音増強でカーオーディオはもっと楽しくなる]「単体サブウーファー」にはタイプ違いある! 選択時のキモ

レスポンス / 2024年2月9日 6時30分

カーオーディオでは低音再生の専用スピーカーである「サブウーファー」が使われることが多い。当特集では、その理由から導入方法のいろいろまでを解説している。今回は「単体サブウーファー」について、選び方の勘どころを解説していく。


◆「単体サブウーファー」を選ぶ際にまず考えるべきは、「口径」!?


最初に、おさらいから入りたい。超低音までをスムーズに再生するには、スピーカーは振動板が大きい方が良い。しかしクルマのドアに取り付けられるスピーカーでは、大きさ的に超低音までをスムーズに再生しきれない。ゆえにカーオーディオでは超低音再生のスペシャリストである「サブウーファー」が使われることが多くなっている。


なお「サブウーファー」にはタイプ違いがある。「小型・薄型のパワードサブウーファー」「ボックスサブウーファー」「単体サブウーファー」、これらだ。で、この中でもっとも導入のハードルが高いのが「単体サブウーファー」だ。これを使う場合には、「ボックス」と「外部パワーアンプ」とを別途用意する必要があるからだ。しかしそれらに何を使うかで鳴り方が変わるので、そこのところを考えることも楽しみどころとなるがゆえに、愛好家の多くは敢えてこれをチョイスしている。


そしてまた「単体サブウーファー」にも、タイプ違いがいくつかある。その中からマイベストを、どのような観点で選べば良いのかというと……。


まず考えるべきは、「口径」だ。「口径」違いによって鳴り方が変わり、インストールのしやすさも変化する。


◆インストールがしやすいのは「小口径」モデル。しかし音のことを考えるときには…


なお「口径」が大きくなればなるほど組み合わせる「サブウーファーボックス」も大きくなるので、トランクのスペースを取られたくないと考えるのであれば「口径」は小さめの方が良い。しかしローエンドまでしっかりと再生したいと考えるときや、空気を十分に震わせて重い低音を鳴らしたいと思うときには、大口径モデルがアドバンテージを発揮する。


逆に「口径」が小さめのモデルは、ハギレの良い低音を鳴らしやすい。振動板を素速く止めやすくもなるからだ。タイトで快活な低音を欲するのであれば、「小口径」モデルが有利だ。


ただし、フロントスピーカーとの繫がりの良さも考える必要がある。ドアスピーカーが17cmクラスであれば、サイズ的なバランスでいうとベストなのはズバリ、25cm口径だ。これよりも大きい「サブウーファー」の場合は、ドアスピーカーとのサイズ差が大きくなるので、もろもろの設定をより注意深く行わないと最悪「中ヌケ」も起こり得る。ドアスピーカーと「サブウーファー」とのそれぞれの再生範囲の境目あたりの帯域の音が、薄くなる、なんてことにもなりかねない。


◆複数発を使う場合には、「ボイスコイル」の数と「インピーダンス」を要チェック!


また、磁気回路にもタイプ違いが2つある。1つが「シングルボイスコイル(SVC)」で、もう1つが「ダブルボイスコイル(DVC)」だ。これらは文字どおり、ボイスコイルの数を表している。なお、スタンダードなのは前者だ。しかし、パワフルに鳴らすことを前提とするモデルにおいては「ダブルボイスコイル」が採用されることが少なくない。


そして「インピーダンス」違いもいくつかある。「インピーダンス」とは「抵抗値」だ。これが小さくなるとより多くの電力が流れることとなるので、サウンドもパワフルになる。で、スタンダードなのは「4Ω」だが、「2Ω」や「1Ω」のモデルもさまざまある。


ところで「ボイスコイル」と「インピーダンス」は、「搭載上の都合に合わせて選ぶもの」という側面もある。「サブウーファー」は複数使いされることがあり、そのときに「サブウーファー」を並列接続すると「インピーダンス」は半分に減り、逆に直列接続すると「インピーダンス」は倍に増える。なので何発を何Ωで鳴らしたいかという都合を踏まえて、その状況を作れるように「ボイスコイル」の合計数と各機の「インピーダンス」が勘案される。


今回は以上だ。次回は「単体サブウーファー」の市場動向について説明する。お楽しみに。

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