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ジョイボンド、鉄粉除去の定番『トラップネンド』&鈑金用スムージング専用『Z-1パテ』を出展予定…IAAE 2024

レスポンス / 2024年2月20日 11時0分

自動車用ケミカル用品の製造・販売などを行なうジョイボンドは、3月5~7日に東京ビッグサイトで開催される「第21回国際オートアフターマーケットEXPO 2024」(IAAE 2024)に、鉄粉・塗装ミスト除去用研磨ネンド『トラップネンド』と、鈑金用のスムージング専用パテ『Z-1パテ』を出展する。


●トラップネンド


トラップネンドは、ボディ塗装面の鉄粉や塗装ミスト除去用の研磨ネンド。研磨力があり通常使用される標準品(赤ネンド)と、研磨力が弱く小さな塗物の除去用タイプ(青ネンド)の2種類があり、ジョイボンド古館忠夫代表の発明品として1987年に特許を取得している。


日本をはじめ世界各国で販売され、特許消失後もプロ御用達アイテムとして、カーディテイリングショップや鈑金塗装事業者が愛用している。35年以上前から世界中で活用されている功績が高く評価され、トラップネンド発明者の古館代表は2023年1月31日に、アメリカに本部を置く国際ディテイリング協会「International Detailing Association(IDA)」から、カーディテイリング業界に大きく貢献した専門家に贈られる『Hall of fame(殿堂入り)』に日本人で初めて選ばれた。この受賞は、日本生まれの研磨アイテムが世界のカーディテイリング業界で認められた証明といえる。


トラップネンドは、BPショップが塗装ミスト(建築物の外壁を塗装した際のミストが付着しているクルマ)の除去で困っているのを解決したい思いから開発。BPショップだけでなく、世界各国のカーディテイリング業界で必要とされ、一般に普及していった。


●Z-1パテ


いっぽうZ-1パテは、鈑金用のスムージング専用パテだ。ポリパテのように収縮せず、接着能力も約3倍で水分を引き込まず、サビも発生しない。主剤のポリメタクリル酸メチルにより収縮現象が起こらず、伸びが良く巣穴ができにくい。エポキシ系の接着剤がベースのため接着力も高い。


50°Cで加熱した場合は30分程度で硬化する。加熱なしの場合は、パテ付け修正時間があり、夏は約1時間ほどで自然硬化する。密着性が高く、亜鉛鋼鈑でも接着不良を起こすことなく、アルミニウムにも良く接着する。液状接着剤とガラスクロスを組み合わせると本格的な修復が可能で、FRPや PP、ウレタンにも使用でき、プラスチックプライマーとの併用で強力に修復できる。主剤のポリメタクリル酸メチル100gに対し、硬化剤20gを配合して使用。容量は3タイプ(0.65リットル、1リットル、3リットル)が用意されている。


Z-1パテは、従来のポリパテ(ポリエステル樹脂と硬化剤を混ぜ合わせたパテ)の弱点を解決できるパテとして開発された。ポリパテのように、何回も削っては付け削っては付けを繰り返すことなく見た目通りに硬化し、仕上げパテは1回で終了。ポリパテは硬化時に収縮して周囲の鋼板を引っ張るが、Z-1パテは収縮が皆無。伸びが良く巣穴ができにくい。削り具合は幾分硬い程度で、削り粉塵が舞い上がらず下に落ちてくれる。


●IAAE 2024


IAAE 2024の出展ブースでは、テスト用ボンネットを用意してトラップネンドやZ-1パテをデモンストレーションする。このほか、アルミ素材の補修用接着充填材「コンクエスト110」の出展も予定している。


ジョイボンドは、トラップネンド、Z-1パテ、コンクエスト110といった製品開発販売をはじめ、中古車商品化の各種オリジナルシステムや新事業形態のカーディティリングビジネスを、ディーラー・整備鈑金塗装・ガソリンスタンドなど幅広いアフターマーケット事業者に提案している。

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