カラオケアプリと専用マイク
レスポンス / 2024年3月2日 9時30分
BYDオートジャパンは1日、フル電動ミドルサイズSUV『ATTO 3』のマイナーチェンジを発表した。内外装の変更点は少ないが、今後のOTAを見据えたソフトウェアの改良が目玉だ。
改良新型ATTO 3の従来型からの主な変更点は以下のとおりだ。
車両本体:
ボディーカラーの追加(コスモスブラック)
内装色の追加(ブラック・ダークブルー)
ウィンドウトリム+Dピラーのブラックアウト
テールゲートロゴの変更
サンシェードの厚み変更
センターディスプレイの大型化(12.8インチから15.6インチへ)
ソフトウェア:
デイライトOFF機能追加
音声認識によるテールゲートの開閉
近接警報音の変更
ナビ案内音量の変更
盗難防止警報音の追加
Spotifyとアンビエントライトの連動
アプリの追加が可能(専用ブラウザ・カラオケアプリ・Amazon Music)
これらの変更によって価格は450万円となった。ATTO 3は型式指定がとれている車種なので、2024年3月までの枠が残っていればCEV補助金の対象なる。
ボディカラーは、要望のあった黒が追加された。連動して黒基調の内装も選べるようになった。ボディカラーが黒になったことと、ウィンドウトリムなども引き締まった感じとなり、全体としてよりシャープな外観にみえるようなる。
ATTO 3のガラスルーフはオートサンシェード(音声操作も可能)がついている。サンシェードは夏場の日差し対策や冷暖房効率をあげるためうれしい装備なのだが、現行モデルのサンシェードは生地が薄くて日本の酷暑には心もとない部分があった。これを厚くしたそうだ。
センターディスプレイの大型化は操作性もあがるので単純にうれしい。ナビ画面がみやすくなるのはもちろんのこと、アプリ機能が強化(後述)されるので車内エンタメやアプリの幅が広がる。
ソフトウェアの変更も、販売後の市場の声を反映するものが多い。現行モデルはデイライトがOFFにできない設定だったが、タッチパネルでON/OFFができるようになった。近接警報音やアラート系の変更は、音色を変えたり、警報の閾値や制御を調整しているという。
大きな変更は、ホーム画面から専用のブラウザが起動してインターネット検索ができるようになったことと、車載アプリケーションのプラットフォームが整備されたことだ。インターネット検索は、車につながなければスマートフォンのブラウザが使えるが、Android AoutやCarPlayに接続すると、ブラウザは(運転中となり)起動できない。新型ATTO 3のホーム画面にはブラウザアイコンが追加されていた。走行中は検索はできないそうだが、停止すればYouTube動画を再生したりが可能だ。
BYDのアプリストアも追加された。BYD車用のアプリストアで、いまのところカラオケアプリ(Stingray)とAmazon Music、前述専用ブラウザのみだが、今後サードパーティ製のアプリが追加されていくはずだ。車載IVIのアプリプラットフォームは、古くは日産がカーウィングスをサードパーティに開放したことがある。だが、2000年代、この取り組みは早すぎた。市場や通信環境がついてこれず不発に終わっている。その後、類似の取り組みは国内OEMも行っているが、どれもスケールしていない。中国などでは車種ごとのアプリプラットフォームは珍しいものではなくなってきている。BYDのアプリストアが広がれば、日本でもテスラのように人気ゲームやネットフリックスを車内でプレイ・視聴できるようになるかもしれない。
実用的な改良としては、音声認識でリアゲートの開閉も可能になった。これまでも「ハイ BYD」でサンシェード、サイドウィンドウ、エアコン設定などが音声制御できていたが、運転席から音声コマンドで「リアゲートを開けて」という指示ができるようになった。
マイナーチェンジでアップデートされた機能のうち、ハードウェアの変更が伴わないものはOTAでの対応も予定されている。つまり現行ATTO 3のオーナーも、OTAによってたとえばカラオケアプリが使えるようになる。だが、残念ながら現時点で既存車両のOTAがいつになるかは未定だという。検証や国内での環境整備に時間がかかるのだろうか。今年の後半以降ということなので、既存車オーナーは最短でも6月まで待つ必要がある。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタが新型「FRスポーツカー」発表! 特別な「グリーン×タン内装」がカッコいい! めちゃ上品な「“緑”ハチロク」特別モデルで復活!
くるまのニュース / 2024年7月19日 20時10分
-
BYDの電動SUV『ATTO 3』、入門グレード「Dynamic」追加…インド戦略で
レスポンス / 2024年7月16日 6時0分
-
スズキ新型「軽SUV」登場! 斬新“黒顔”の「ワイルド仕様」がカッコいい! 本格四駆スタイルも存在!? 新型「ハスラー」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年7月13日 7時40分
-
日産「“新型”小さな高級車」発表! 3年ぶり刷新でクラス超え「豪華内装」も進化! 「斬新ストライプ」×めちゃ高級シートの「ノートオーラ」特別モデルとは
くるまのニュース / 2024年7月8日 13時10分
-
ビーチで小型冷蔵庫やかき氷機に電力供給も! BYDが東京アウトドアショー2024で見せた魅力的なアウトドアライフ
くるまのニュース / 2024年7月3日 15時40分
ランキング
-
1毎月の電気代を「コンビニ」で支払っていたら友人に「もったいない」と言われました。「クレジットカード」で支払うとお得になるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月29日 7時50分
-
24-6月期の「SNS流行語ランキング」1位は? - 2位ILLIT "Magnetic、3位ファンタジースプリングス
マイナビニュース / 2024年7月30日 15時13分
-
3藤原マキさん「私の絵日記」に米アイズナー賞…つげ義春さんの妻
読売新聞 / 2024年7月30日 18時55分
-
4女性飼育員を撮影する人も…鴨川シーワールドが悪質な動画投稿などを受け措置、一部時間の立ち入り制限を発表
まいどなニュース / 2024年7月30日 12時22分
-
5「何やその態度は!」スーパーの駐車場で怒鳴り合う老人…周囲もドン引きした“大ゲンカの原因”
日刊SPA! / 2024年7月30日 8時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)