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草加駅に現役のオート3輪まで登場…クラシックカーフェス in Soka

レスポンス / 2024年3月19日 19時30分

埼玉県草加市の東武スカイツリーライン草加駅前で3月17日、「クラシックカーフェス in Soka」が開催され、トヨタ『パブリカ』コンバーチブルやトヨタ『セリカ』リフトバックなど懐かしの名車が集まった。


これまでは草加駅の東口に展開する商業施設、草加マルイとアコスの合同主催だったが、今回は昨年秋にリニューアルオープンした駅直結の商業施設草加ヴァリエも主催に加わった。


車両協力したのは地元の旧車愛好会「埼玉クラシックカークラブ」と「草加クラシックカークラブ」。今回は少数精鋭の23台が集まった。埼玉県警察のホンダ『ゴールドウイング』GL1500のサイドカー付き白バイに先導されて草加市役所までの約600mをプチパレードし、駅前のロータリーを周回。各商業施設前の広場に個性あふれるクラシックカーが並んだ。


異彩を放っていたのは、小型3輪トラック(オート3輪)の東洋工業(現マツダ)『T1500』。所有者は天保4年(1833)に創業した老舗の大工屋さんで、このクルマは1965年に新車で購入し、今も現役で現場に赴いているというというから驚きである。バックミラーとテールランプ以外は当時のままに働き続けているという。荷台に載せられていたのは、地面を突いて締め固める建設機械「ランマー」。こちらは1979年に購入したもので、さすがに今は使用していないそうだが、トラックと共に昭和を感じさせるコンビであった。


トヨタ『セリカ』リフトバック2000GT(1976年)も新車から現在までノーマル状態を保った個体。長男誕生に合わせて購入し親子でドライブを楽しんできたが、その息子さんも50歳となり、今はどこに行くのも奥さんと一緒だという。テールゲートを開けると、その奥さんが綿の手ぬぐいで作ったマットが敷かれていた。2人でゴルフにもよく行き、ここにゴルフバッグを積むのだとか。オーナーは社寺建築で銅板を使う建築板金工の職人さんで、セリカのホイールには自ら作った銅製のセンターキャップが奢られていた。


このほか、初代『パブリカ』コンバーチブル(1968)や、走行距離50万キロ超えのトヨペット『コロナ』(1965)、北米日産でフルレストアされた”ビンテージZ”ことダットサン『240Z』(1972)、丸目2灯時代のいすゞ『ベレット』1600GT(1966年)、左ハンドルのダットサン『フェアレディ』1600など、味わいのある個性的なクルマが展示された。


埼玉警察からは34型の日産『スカイライン』GT-Rパトカーを展示し、ゴールドウイングと合わせて子供たちに大人気。また、草加市の「パリポリくん」や幸手市の「さっちゃん」、草加アコスの「アコスちゃん」などのゆるキャラも登場するなど、駅前は終日にぎわった。

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