[Pro Shop インストール・レビュー]VW ティグアン(北田敦士さん)by custom&car Audio PARADA 後編
レスポンス / 2024年3月30日 14時0分
愛車のVW『ティグアン』をエネルギー感のあるサウンドに仕上げるべくシステムを組んだ北田さん。フロントにはブラックスの3ウェイスピーカーを投入して、狙い通りのサウンドを引き出す。福井県のcustom&car Audio PARADAが絶妙の取り付け&調整を実施した。
◆Aピラーにツイーター/ミッドレンジを設置
スピーカーの角度付けやロケーションに工夫あり
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996351.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996352.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996353.jpg)
前編でラゲッジのフロア下に整然とインストールされた4台のパワーアンプをはじめとした多くのユニット類を紹介したが、音の出口にあたるフロントまわりにもオーナーならではの音作りへのこだわりが見えるシステム&インストールとなった。
フロントスピーカーに選んだのはブラックスのマトリックスシリーズ。好みの音色であったことやナチュラルサウンド、さらには精度の高いサウンドを徹底追求してきた北田さんの耳にもっともしっくり来るのがこのスピーカーだったこともあってセレクトした。
フロント3ウェイで組まれ、ツイーターとミッドレンジはAピラーにビルトイン取り付けされる。特にミッドレンジはかなりの大型ユニットなのでAピラーにうまく融合させるのにかなり苦労した後がうかがえる。大きく加工したピラーに両ユニットを巧みに収めているところがまずは見どころだ。ツイーターはセオリー通りにリスナーに向けた角度付けが施されるが、ミッドレンジはダッシュ中央側に向けた角度を選択。中高域サウンドのバランスを取るスピーカーロケーション&角度付けとしているのも印象的だ。
◆フロントドアへのミッドバス取り付けも見どころ
周辺加工に加えてLEDによるイルミ処理も効果満点
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996354.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996355.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996356.jpg)
前編でもお伝えした通り、北田さんはパワーアンプ選びにも徹底してこだわった。そのポイントのひとつがA級増幅。しかも一般的にありがちなツイーターへのA級増幅の投入みならず、すべてのスピーカーにA級アンプを用いる点が独特。ドアにアウターバッフルで取り付けられたブラックス・マトリックスシリーズのミッドバスも、シンフォニ・クワトロリゴのプレシジョンIIでドライブされている。出てくるサウンドには温かみと元気さを両立させているのが北田さんの思い描いたサウンドになったという。
取り付け面ではスマートさを強調したスタイルが特徴。インテリアとの調和をテーマにしたスピーカー取り付け。ドアの前部にアウターバッフルを組む構造で、デザイン上は純正ドアのラインを大きく変更すること無くバッフルを施工しているのもスマート。ドアポケットをそのまま使えるように設定している点など、普段使いするクルマの使い勝手と高音質を両立させる作り込みだ。
加えてスピーカー周辺には細かな造形が施され、その完成度の高さも際立つ。ドアにフィットさせたバッフル面からスピーカーの振動板に向けて落とし込む部分にはテーパー処理したリングを施し、グレーの人工スエードでフィニッシュ。さらにスピーカーとの接続面にはアクリルリングを使ってイルミネーションを間接照明で光らせる処理を加えた。フェイズブラグを備えた象徴的なスピーカー構造を、より一層強調するデザインとしている。
◆イメージを損なわないシンプルなインストール
使い勝手と高音質を両立したシステムが完成する
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996357.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996358.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1996359.jpg)
コクピットへのインストールはいずれもシンプルでスマートなデザインが施される。純正インテリアのイメージを損なわない処理で、オーディオとベース車の両方の良さを感じられるのも今回のインストールにおけるテーマとなっている。
そんな中でも使い勝手の良さはオーナーが求めたポイント。そこでDSPであるリゾルトM-DSPの操作部(SRC)、オーディプレイヤーであるゴールドホルンG3 SE2のパネルコントローラーをセンタークラスター下部に並べるようにして設置する。視認性も高く同時にインテリアのイメージを大きく変えることのない取り付け位置はオーナーもお気に入りとなっているスタイル。
スピーカーはもちろん、パワーアンプ、さらにはDSPやオーディオプレイヤーのサウンドにも徹底してこだわり、その組み合わせでオーナー自身が求めるサウンドを追求してきたティグアン。“エネルギー感を備えつつナチュラルで暖かみのあるサンド”を両立させることができたこのクルマへの満足度は非常に高いようだった。
インテリアとの調和や利便性、使い勝手をしっかりキープしつつ高音質化を果たした北田さんのティグアン。ショップとの綿密な打ち合わせやインストーラーへの信頼感が想定以上の高音質とハイレベルなデザインを完成させた。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[Pro Shop インストール・レビュー]スズキ スイフト(ショップデモカー)by サウンドカーペンター 前編
レスポンス / 2024年7月27日 14時0分
-
[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス LC500(寺本貴裕さん)by サウンドエボリューション・ログオン 後編
レスポンス / 2024年7月20日 20時0分
-
高みを目指すサウンドカーが集結!『第11回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』注目車レビュー Part. 2
レスポンス / 2024年7月15日 10時0分
-
高みを目指すサウンドカーが集結!『第11回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』注目車レビュー Part. 1
レスポンス / 2024年7月14日 10時0分
-
[car audio newcomer]トヨタ ウィンダム(山崎大士さん)by Warps 前編
レスポンス / 2024年7月9日 19時0分
ランキング
-
1妻への「別にいいけど」はケンカの火種でしかない 夏休みは「家庭内の不適切発言」を回避する機会
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 8時0分
-
2「大谷翔平の新居バレ報道」は誰の責任なのか…アナウンサーに「謝罪係」を背負わせるテレビ局の特殊体質
プレジデントオンライン / 2024年7月25日 10時30分
-
3「1人で食事が常態化」現役世代の孤食という問題 コミュニティーディナーを始めた会社の意図
東洋経済オンライン / 2024年7月29日 14時0分
-
4トランプ氏がもし撃たれていたら? AR-15銃の恐怖の殺傷力(シェリーめぐみ)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 9時26分
-
5エンジンを冷やす「冷却水」は“水道水”で代用できる? 漏れ「放置」は絶対NG! 経年車で起こるトラブルとは
くるまのニュース / 2024年7月29日 14時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)