ランクル、三菱ジープと並ぶ“日本の4WD”の代表選手『サファリ』の原点【懐かしのカーカタログ】
レスポンス / 2024年4月28日 15時0分
『パトロール』(写真のカタログは2代目)の後継車として登場したのが日産『サファリ』。トヨタ『ランドクルーザー』(車名の初出は1954年)、三菱『ジープ』と並ぶ日本の代表的な4WDブランドのひとつだ。
サファリの初代(160型系)の登場は1980年。「脱ミリタリースタイルの“ニューイメージ・4WD”」をカタログの謳い文句に掲げて発売された。新時代のマルチユースカーの位置付けで、注文装備ながらボディサイドに派手なアクセントストライプなどを用意。都会的なスマートさを訴求した。
日本仕様はホイールベースが2350mmのハードトップが2人乗りのハードトップの標準ルーフと、2人/4人乗りのハードトップのハイルーフ、さらにホイールベースが2970mmの4ドアボディで2/5人乗りのバンの計3タイプ。このうち標準ルーフのリヤゲートは上下開閉式とし、ハイルーフとバンには観音開きが採用された。
インテリアは乗用車感覚で、全面が樹脂の棚型インストルメントパネルを備え、ヒーター組み込みベンチレーターを始め、AMラジオ、アシストグリップや、大型コンソールボックスなども装備している。
サスペンションには前後ともテーパーリーフスプリングを採用。ステアリングは切れ角によりギヤ比が変わるバリアブルレシオ。搭載エンジンは3246ccの6気筒ディーゼル(SD33型、95ps/22.0kgm)を搭載し、これに4速MTと高低2段の副変速機の組み合わせだった。
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