ホンダ『フリード』の原点は、「ちょうどよさ」と欧州車に負けない存在感にあった【懐かしのカーカタログ】
レスポンス / 2024年5月12日 17時30分
直角を挟んだ2等辺三角形と正方形をシンボリックに組み合わせ、「ちょうどいい!」をキャッチコピーに誕生したのが初代ホンダ『フリード』。登場は2008年のことだった。
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初代フリード登場時、すでにホンダには『エリシオン』『オデッセイ』『ステップワゴン』『ストリーム』があった。そこへボディはコンパクトで全高も高からず低からずの新たなモデルとして登場したのがフリード。利便性の高さは当然として、普段使いでの扱いやすさや、世田谷あたりのカフェに乗りつけても欧州車に負けない存在感のあるクルマであることも意識された。
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いま振り返ると驚きでもあるが、当初は2+3+3座の8名乗りの設定もあった。また標準車は7名乗りで、これも2列目はキャプテンシートとし3列目に3名が座る方式。2列目を左右独立とすることで、車内の移動(ウォークスルー)をやりやすくするのが目的。
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ほかに2列目をベンチシートにした5名乗りの用意もあった。ちなみにホイールベースは、この初代、2代目、それから先ごろ発表となった3代目でも同じ2740mmを踏襲している。
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“トライアングル・スクエア・フォルム”と呼ばれたスタイルは、当時の価値観からスポーティな印象に。とはいえクルマいす仕様、サイドリフトアップシート車なども用意され、コンパクトなボディサイズながら、さまざまな用途に応える実用車に仕上げられていた。
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