ランチア、「ミッレミリア」に復帰…1955年製の名車で出場へ
レスポンス / 2024年5月29日 11時45分
ランチアは、6月にイタリアで開催される「ミッレミリア」に復帰する。ランチアが5月24日に発表した。
ミッレミリアは、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、その後のレース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。
ランチアブランドは、ランチア『D24スパイダー』の勝利から70周年を記念して、ミッレミリアに復帰する。1954年は、ランチアがモータースポーツで成功を収めた2年間の終わりを示す年だった。
1955年製のランチア『アウレリアB20 GT』に乗り、ミキ・ビアシオン氏が第42回ミッレミリアに参加する。ビアシオン氏は、1988年と1989年にランチア『デルタ・インテグラーレ』で、WRC(世界ラリー選手権)を制している。
2ドアクーペのアウレリアB20 GTは、世界で初めて「GT」の名を付した量産車。また、世界初のV6エンジン搭載車でもある。アウレリアB20 GTは1950~1958年に1万8000台以上が生産され、成功を収めた名車だ。
6年間の休止を経て、ランチアは「世界で最も美しいレース」とエンツォ・フェラーリが称賛したミッレミリアに復帰する。この復帰は象徴的な意味を持つ。2024年は、1954年にランチアがミッレミリアで初勝利を収めてから70周年にあたる。
1954年、ランチアは「カレラ・パナメリカーナ」や「タルガ・フローリオ」でも勝利し、ニュルブルクリンク1000kmレースでポールポジションと最速ラップを記録した。また、同年にはモンテカルロ・ラリー、シチリア・ツアー、タルガ・フローリオ、ポルト・グランプリでも勝利し、F1デビューも果たした。
今年、ランチアはステランティス所有の1955年製ランチア・アウレリアB20 GTをミッレミリアに出場させる。この車はトリノのヘリテージ・ハブに保管されており、自動車デザインの歴史に刻まれた「スタイル・マークス」テーマエリアに展示されている。
第42回ミッレミリアは、6月11日にブレシアを出発し、6月15日に同地に戻る予定。途中、トリノ、ヴィアレッジョ、ローマ、ボローニャに立ち寄る。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トライアンフから「トライアンフ仙台」新店舗オープンのお知らせ
PR TIMES / 2024年7月23日 19時15分
-
新型『イプシロン』でWRC王者が爆走、2025年ラリー復帰に意気込む新生ランチア
レスポンス / 2024年7月20日 8時0分
-
好調のアストンマーティン 新型Vantage GT3 10年ぶりのブラジル開催となるFIA WECに参戦
Digital PR Platform / 2024年7月16日 10時0分
-
好調のアストンマーティン 新型Vantage GT3 10年ぶりのブラジル開催となるFIA WECに参戦
PR TIMES / 2024年7月12日 18時45分
-
トライアンフから「国内年間販売台数、過去最高の4,500台超え」のお知らせ
PR TIMES / 2024年7月4日 16時15分
ランキング
-
1アーチェリー野田紗月、初の五輪で12位発進…「これが五輪か!」と驚くカメラの列にも冷静
読売新聞 / 2024年7月25日 22時40分
-
2フランス、テロ計画巡り男拘束 五輪と関連不明、ベルギーでも
共同通信 / 2024年7月25日 23時2分
-
3スペインが「日本に完璧なリベンジ」 女子W杯の雪辱を母国評価「亡霊に打ち勝った」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月26日 7時10分
-
4LAの昼空を割く“高弾道” 米実況も騒然…大谷翔平の“驚愕弾”は「いつ落ちるんだ」
Full-Count / 2024年7月26日 8時7分
-
5大谷翔平4試合ぶりの一発、日米通算250号…貴重な追加点で勝利に貢献
読売新聞 / 2024年7月26日 7時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)