BMW『5シリーズ・ツーリング』新型、ディーゼル搭載の入門グレード設定
レスポンス / 2024年6月3日 18時25分
BMWは5月29日、ワゴンの『5シリーズ・ツーリング』新型にディーゼルエンジンを積む入門グレードの「520dツーリング」と「520d xDriveツーリング」を設定し、欧州市場で発売した。
両グレードには、BMWグループの「EfficientDynamics」エンジンの新世代モジュール式高効率2リットル直列4気筒「ツインパワー」ターボディーゼルエンジンを搭載する。ピストンの軽量化などの改善に加え、低速側を可変ウィングとしたシーケンシャルツインターボの電子制御精度を向上させた。さらに、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。これにより、最大出力197hpを獲得する。環境性能については、最も優れるモデルで燃費18.9km/リットル、CO2排出量140g/km(いずれもWLTPサイクル)を実現した。
ラゲッジルーム容量は570リットルを実現し、リアシートのバックレストを倒せば最大で1700リットルまで拡張する。3分割可倒式リアシート、ラゲッジルーム下に小物を収納できる床下収納、後席を完全に折りたたんだ状態でも荷室が使用でき、かつ、前席乗員の安全が確保されるラゲージパーティションネットが装備される。
「BMWカーブド・ディスプレイ」は、最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成されている。インストルメントパネル中央からドアトリムを立体的なクリスタル面が貫く「BMWインタラクションバー」を装備し、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間を演出する。ステアリングホイールも新設計され、下部セクションが平らになり、ステアリング周りに空間を与え、コントロールパネルとセンターコンソールのセレクター・レバーには、操作時のフィードバックが追加されている。シート、ダッシュボード、ドアパネルの表面に加え、ステアリングホイールを、地球環境に配慮し、植物を主原料とした持続可能な素材で、上質なレザーと同等の柔らかさと風合い、耐久性を実現したビーガンインテリア仕様を用意している。
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