EVのバッテリー火災から乗員を守る、安全システム発表へ…スイスのエリコン
レスポンス / 2024年6月10日 12時45分
スイスのエリコン(Oerlikon)は6月18日、ドイツで開幕する「The Battery Show Europe 2024」において、EVのバッテリー火災に対応した安全システムを初公開する。エリコンが6月6日に発表した。
これには、先進的なヒートシールド、ガスガイドシステム、セルセパレーターが含まれる。バッテリー火災が発生した場合、これらのコンポーネントはバッテリーの熱保護や電気的・機械的強度を向上させ、乗員の命を守ることができるという。
高性能バッテリーシステムにおける熱暴走は大きな課題であり、車両の損傷や乗員の危険を引き起こす可能性がある。
エリコンの製品ラインナップは、ヒートシールドやガスガイドコンポーネントからセルセパレーターまで、すべての重要なコンポーネントをカバーしている。これらは高い耐熱性を持ちながらも、薄くて軽量。バッテリーの高電圧インフラを電気的および熱的に絶縁し、バッテリー火災が乗員エリアに広がる可能性を早期に減少させるという。
エリコンは、国連のEV安全規則(GTR 20)の基本的な規制基準を満たすだけでなく、各国の厳しい要件にも対応している。さらに、「Stop/Zero TP」やリンプホーム機能などのコンポーネントも用意している。
他のメーカーとは異なり、エリコンは標準仕様の製品を用意せず、バッテリーの安全要件を考慮したカスタマイズソリューションを開発している。すべてのコンポーネントは3D成形可能で、バッテリーシステムと車両の設計に適合させることができる。
同社の熱絶縁ソリューションは、すべての安全コンセプトと市場に出回っているバッテリータイプに対応しており、業界の新しい標準を確立している。材料科学の深い知識と自動車市場での長年の経験により、同社のエンジニアは新しい特性を持つ耐熱材料を作り出している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
タイガーニューエナジーのバッテリー交換技術が350万ドルを獲得
共同通信PRワイヤー / 2024年6月25日 11時23分
-
前席のみの三菱新型「2人乗り軽バン」アンダー150万円で買える“新仕様”登場! 新型「ミニキャブEV」発売
くるまのニュース / 2024年6月21日 18時10分
-
ロールスロイス、軍用車向け10気筒ハイブリッド発表…1495馬力で静音走行も可能
レスポンス / 2024年6月20日 17時0分
-
被せて消火!! EV火災向け、高耐熱防火ブランケットを日本導入
レスポンス / 2024年6月18日 18時30分
-
自動車電動化、電線メーカーに商機 川崎市のSWCC、独自技術の開発強化
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年6月4日 5時0分
ランキング
-
1ソニー宮城拠点、250人削減=ブルーレイ、生産縮小
時事通信 / 2024年6月29日 15時49分
-
2「クレカタッチ」は交通系ICカードを駆逐するのか 熊本で「全国相互利用」離脱、一方で逆の動きも
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 7時30分
-
3「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
4作文は「理系だと苦手」「文系が得意」という大誤解 算数が得意な子は大概「作文もうまい」納得理由
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時0分
-
5池袋西武とヨドバシ「売り場折半」の波紋と懐事情 北側にヨドバシ出店、西武の集客力に影響は?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)