美瑛町と日産、ゼロカーボン推進「ブルー・プロジェクト」始動
レスポンス / 2024年6月24日 16時10分
北海道美瑛町と日産自動車、旭川日産自動車は、6月23日に「ブルー・プロジェクト」の具体的な取り組み内容を発表した。このプロジェクトは、100年後の美しい美瑛の未来を描きながら、電気自動車(EV)を活用して様々なアクションを創出するものである。
今年1月に締結された包括連携協定に基づき、同プロジェクトは美瑛町の白金エリアで本格始動した。イベントでは「美瑛×NISSAN ブルー・スイッチの森」の誕生を記念し、シンボルツリーの植樹が行われた。
●「美しい道」と「豊かな森」
美瑛町は大雪山国立公園や美しい丘を有し、6月16日に環境省が推進するゼロカーボンパークに正式登録された。この登録を機に、ブルー・プロジェクトが本格稼働し、ゼロカーボンに向けた連携が加速する。プロジェクトの柱は、「美しい道」と「豊かな森」の2プロジェクト。
「美しい道プロジェクト」では、道の駅びえい「白金ビルケ」を入り口とし、白金エリアをEV推奨エリアとする。ゼロ・エミッションのEV普及促進によるCO2削減やサステナブルツーリズムの促進が目的である。今後もEV普及啓発や充電インフラの整備が進められる。
「豊かな森プロジェクト」では、CO2を吸収する森林の適正な管理を行い、美瑛町の自然環境を後世に残す。「美瑛×NISSAN ブルー・スイッチの森」を活動の場とし、EVオーナーや美瑛町民と共に100年先へ美しい森の循環をつくる。
日産ゼロ・エミッションファンドを活用し、植樹や森林保全が行われる。このファンドは、EVが走行した際に排出されなかったCO2を資金化し、脱炭素活動を通じて社会とEVオーナーに還元する仕組みである。
●ケンとメリーの木
ブルー・プロジェクトは、持続可能な取り組みを行う活動であり、地域や来訪者と共に持続可能なアクションを継続的に行っていく。美瑛町と日産自動車、旭川日産自動車は、ゼロカーボンの実現に向けて連携を強化していく。
1972年の日産スカイラインのCMに登場し、美瑛の観光名所となったケンとメリーの木が、2023年に植樹から100年を迎えた。美瑛町と日産自動車はこれを機に“これからの100年”の共創を検討、2024年1月に「ブルー・プロジェクト」を含む包括連携協定を締結した。
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