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ケーニグセグのハイパーカーが「0-400-0km/h」ほか4つの世界記録を更新

レスポンス / 2024年7月3日 17時5分

ケーニグセグは7月1日、ハイパーカー(同社いわく“メガカー”)の『ジェスコ』(Koenigsegg Jesko)がスウェーデンのエレブルー飛行場で行われたテスト走行で、0-400-0km/hの世界記録を更新した、と発表した。


使用された車両は、最新モデルの「Absolut」で、テストドライバーのマーカス・ルンドが運転した。


『ジェスコAbsolut』は直線速度に特化した設計が施されており、フロントエリアの縮小や高圧空気の排出を目的とした通気口、アクティブエアロの不使用などにより、空気抵抗を最小限に抑えている。その結果、前面空気抵抗を示すCd値0.278を達成している。


この低い空気抵抗のおかげで、0-400-0 km/hの走行を27.83秒で完了し、2023年に『レゲーラ』が記録した28.81秒を上回った。さらに、この走行で以下の4つの世界記録を樹立した。


1. 0-400-0km/h:27.83秒
2. 0-400km/h:18.82秒
3. 0-250-0mph:28.27秒
4. 0-250mph:19.20秒


テスト走行は早朝に行われ、気温や路面温度が最適な条件下で実施された。使用された車両は、E85燃料と標準のミシュラン「パイロット・スポーツ・カップ2 R」タイヤを装着。安全のためにロールケージと「One:1」ドライバーシートが追加されたが、その他の改造は行われていない。データはRacelogicの業界標準のタイミング機器を使用して記録され、イギリスのRacelogic本社で検証された。


パワートレインには、5.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。フラットプレーンクランクシャフトや、エアダクトを新たに設計。大容量のエアインジェクション付きターボチャージャーを採用する。8500rpmという高回転域までエンジンを回し、より高効率でより多くのパワーを生み出すことを可能にしている。


最高出力は、通常のガソリン使用時が1280hp。混合燃料の「E85」使用時には、1600hpを発生する。最大トルクは153kgm/5100rpm。102kgmのトルクは、2700~6170rpmの幅広い領域で引き出される。

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