ホンダアクセスの新パーツの実力とは? ヴェゼルとZR-Vのハンドリングが劇的に向上!
レスポンス / 2024年7月7日 10時0分
ホンダアクセスは、1976年にホンダ用品研究所としてスタートしたホンダ直系のカスタマイズブランド。見た目がスタイリッシュになるだけではなく、近年は特にハンドリング向上を狙ったパーツを開発。
◆ホンダアクセスの“意味ある”エアロパーツでカスタマイズ
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021709.jpg)
”実効空力”を提唱したエアロパーツはハンドリング改善に効果を発揮。さらにハンドリングが良くなりオリジナルホイールなど、様々なパーツをリリースしている。今回は『ヴェゼル』と『ZR-V』に比較試乗することができた。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021711.jpg)
まずホンダアクセスが取り組んでいるハンドリング向上のパーツとしてホイールがある。これまでホイール交換というと見た目のデザイン性で選ぶか、あとは軽量高剛性なものが良いとされてきた。足まわりのサスペンションよりも下側。タイヤ側の部分であるバネ下重量は軽いほうが良いとされる。
そこで軽量なホイールにすることで足まわりの動きが良くなり乗り心地が良くなる。ハンドリングの軽快感も高まる。軽いホイールは転がりやすく止まりやすいので、加速も減速も性能がアップされる。それは間違いない。高速道路の直進安定性は重いホイールが高まる傾向にあるが、街乗りがメインの日本での使い方では、たしかに軽いホイールが受けるメリットは大きい。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021710.jpg)
しかし、剛性が高いほど良いのかというと難しい。ホンダアクセスではホイールもサスペンションの一部として捉えている。入力があったときに適度にホイールがしなることで、タイヤを常に安定して路面に接地させることができるという考え方なのだ。
これは一部レーシングカーにも用いられている考え方。カチカチのホイールよりも、ある程度衝撃を吸収できるホイールの方が、タイヤが路面に接するときに優しい。段差を越えたときもタイヤが路面にバンバンと叩きつけられるのと、ホイールがショックを吸収しつつギュギュッと接するのではタイヤに対する負担が異なる。優しく接地したほうがグリップは安定するし、タイヤに対するダメージも少ない。レースで言えばタイヤのグリップが長持ちする。街乗りではタイヤへの負担を軽減できるメリットもある。ホンダアクセスではヴェゼル専用にホイールを最適化。タイヤも純正タイヤを想定してセッティングしていて、もっとも性能を引き出すために純正タイヤの装着を推奨している。
◆試乗して感じられるバネ下重量の重要性
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021703.jpg)
今回はMC前ヴェゼルでノーマルとホンダアクセスのヴェゼルを乗り比べる。ステージは木更津近郊の街乗りと高速道路だ。装着タイヤもグレードも同じ車両。ホンダアクセス車にはオリジナルホイールとウイングを装着。それ以外はまるで同じ。ちなみに走行距離はアクセス車が2万6000km程度。ノーマルが1万3000kmほど。
走り出しから感じるのはホンダアクセス車の室内の静かさ。ロードノイズが静かになっている。フロアの微振動も明らかに減っていて、カラダに感じる無駄な振動が少ない。ホイールが変わるだけなのだが、驚くほど室内が静かになるのだ。
とても快適なクルマになっていて、イメージで言うとグレードがひとつ上の車種に乗り換えたような感じ。タイヤをワングレード高級な新品にした感じにも近い。それくらいの明確な差が5km/h以下から感じられる。
街乗りから高速道路に乗ってみるとレーンチェンジで明らかな差を感じる。ホンダアクセス車を普通とすると、車線変更をしたときにノーマル車はわずかにリアがクイックに感じる。言葉を変えれば安定感がイマイチ。良い方向のクイックではなく、ちょっとフラフラして怖い方のクイックである。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021705.jpg)
対するホンダアクセス車はスムーズに車線変更していく。リアウイングを立てて、スポイラー的に使うと走行抵抗によって安定はするが、こういうスムーズな感じではなく、リアに抵抗を感じる。
ところがホンダアクセス製ウイングにすると後ろに空気が綺麗に流れ、無駄に車体を引っ張ることなく、イメージで言えば空気が綺麗に糸を引いているように車体の挙動が安定するのである。
ウイングはダウンフォースを出そうというよりも、綺麗に空気を流そうという考え。そのため、ルーフのプレスラインの延長線上に出っ張りを設け、前から流れてくる空気を整流していく。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021714.jpg)
この安定感の高まった走りはウイングの効果と、全体の剛性バランスが最適化されたホイールによる安定感アップの効果もあるだろう。ホイールが綺麗にしなることでタイヤが安定して路面に接地してくれる。接地している面の全体に綺麗に面圧が掛かることでより安定したグリップが発揮される。そういった効果が相まっての安定感アップと静粛性アップであろう。ホイールとテールゲートスポイラーはMC前後に関わらず装着可能なので、すでにヴェゼルにお乗りのオーナーや、これから中古でMC前ヴェゼルを買った場合にも走りを高めることができる。
◆スタイルを選べるホンダアクセスのエアロパーツ
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021754.jpg)
見た目にオリジナリティを出すパーツもホンダアクセスでは豊富にラインアップ。ヴェゼルアーバンスタイルは都会的なイメージを具現化。質感の増したグリルやフロントロアースカートもイメージを一新させ、ボディ同色のサイドロアーガーニッシュがよりシャープなイメージを高めてくれる。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021747.jpg)
カジュアルスタイルは遊び心を持ったスタイルを実現。プレミアムアガットブラウンを全体にあしらっていて、フロント、サイド、リアとボディを引き締める。グロッシーカッパー・メタリックのドアミラーカラーがよりオシャレさを引き立てている。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021736.jpg)
アクティブスタイルはアウトドアイメージで、フィールドで映えることと、使えるユーティリティがテーマ。フロントグリル、ブラックエンブレム、ボディサイドデカールでイメージを高めつつ、A-Collectのステーとイノーシャドウを装着。アウトドアでワイルドに使えるグッズを詰め込めるスタイリングを提案する。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021721.jpg)
そして、新型ヴェゼル・スポーツスタイルもラインアップ。走りも見た目もシャープになったヴェゼルをフロントグリル、ブラックエンブレム、フロントロアースカート、18インチのオリジナルホイールMS-050、サイドロアーガーニッシュ、リアロアースカート、リアロアーガーニッシュ、ドアミラーカバー、そしてテールゲートスポイラーなどで彩る。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2021764.jpg)
さらにZR-Vプレミアムスタイルも提案。走りに見た目に質感の高いZR-Vをワンランク上の質感に引き立てるパーツを開発。ホイールは19インチのオリジナルであるMG-030。フロント、サイド、リアなどにスカートやガーニッシュを追加して存在感を強調。個性を引き立てつつ、全体のバランスが取れた大人のスタイルを提案する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「ヴェゼル “アーバンS”」初公開! 斬新「黒×メッキ」アクセントが超オシャ! 美麗スタイルが超美しい「コンパクトSUV」とは
くるまのニュース / 2024年7月3日 16時10分
-
ホンダ「新型ヴェゼル “上質オシャレ”仕様」初公開! 斬新「黒×カッパー」アクセントがカッコイイ! 「新カジュアルスタイル」とは
くるまのニュース / 2024年7月2日 18時10分
-
ホンダ「新型ヴェゼル」登場! めちゃ精悍「“スポーティ”仕様」がカッコイイ! デザイン刷新の「フル無限カスタム」も設定
くるまのニュース / 2024年6月27日 19時10分
-
ホンダ新型「“スポーティ”セダン」登場! めちゃ精悍「エアロ」が超人気! 流麗「アコード」の人気アクセとは
くるまのニュース / 2024年6月27日 5時50分
-
日産アリアNISMO(ニスモ)試乗記・評価 走りを極めたプレミアムスポーツEV!
CORISM / 2024年6月10日 7時7分
ランキング
-
1FRBの利下げ開始「9月」の見方強まる…6月の米雇用統計、人手不足の緩和傾向で
読売新聞 / 2024年7月6日 22時30分
-
2サクランボ王国・山形県に異変 6月の暑さで収穫減、対策急務
共同通信 / 2024年7月6日 16時15分
-
3日本の中古車相場が「ロシア」の影響で下落!? 厳しい「輸出規制」のなかで「売れている」クルマも? 意外な“ロシア行き日本車”とは
くるまのニュース / 2024年7月6日 12時10分
-
4ラーメン業界の革命児「一蘭」幹部に聞く 最高益をたたき出した「3つの要因」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時25分
-
5ミニストップ“大量閉店”でもスイーツ人気は底なし!? 「ソフトクリーム」や「ハロハロ」がいつの間にか遂げた進化
集英社オンライン / 2024年7月6日 19時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)