スズキ『ジムニー』欧州向け生産終了へ、ドイツ限定900台の「ホライゾン」発表
レスポンス / 2024年7月11日 20時0分
スズキのドイツ部門は7月8日、小型SUV『ジムニー』(日本名:『ジムニー・シエラ』に相当)の限定モデル「ホライゾン」を発表した。900台限定で販売され、ドイツ国内ベース価格は3万2340ユーロ(約567万円)だ。
スズキは欧州向けのジムニーの生産を終了する予定。その前に、特別限定車のホライゾンを発売する。
この限定車は、ジムニーの「コンフォート」トリムをベースにしており、5速MTを搭載している。外装は「ミディアムグレー」の一色のみで、特別なボディキットが装着された。フロントグリルにはスズキのロゴが入り、フロントバンパーにはアンダーガードが追加されている。また、サイドスカートセット「アドベンチャー」や、フレキシブルなマッドフラップ、スペアタイヤカバーも装備された。さらに、取り外し可能なトレーラーヒッチも含まれている。
スズキ・ジムニーは1970年に初代モデル「LJ10」が登場して以来、長い歴史を持つ。特に1978年に発売された「LJ80」は、世界109カ国で販売され、オフロード車のイメージを一新した。小型で軽量なボディ、切り替え可能な四輪駆動、ギアダウン機能付きのトランスファーケース、リアディファレンシャルロックなどの特徴を持ち、狭い山道や森林での走行に優れていた。
「エルヨット」と愛称で親しまれたこのモデルは、ドイツでのオフロード車人気を高め、スズキを同国最大のオフロードブランドに押し上げた。以降、スズキは「サムライ」やジムニーなどのモデルを次々と投入し、オフロード車市場での地位を確立した。
2018年に登場した第4世代のジムニーは、軽量でコンパクトな設計を維持しつつ、最新の技術を取り入れている。車両重量は1090kgで、1.5リットルのガソリンエンジンを搭載し、102psの最大出力と130Nmの最大トルクを発揮する。堅牢なラダーフレームと前後のリジッドアクスルサスペンションを備え、四輪駆動システム「ALLGRIP PRO」により、あらゆる地形での走行を可能にした。
2021年からは、2シーターの商用車バージョンも用意されており、863リットルの荷室容量とフラットな荷台を持つ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
斬新「カクカクSUV」登場! なぜ「シンプルさ」求める? ジムニー、ランクルなど人気に… 理由は?
くるまのニュース / 2024年7月12日 8時10分
-
奇瑞のオフロード車ブランド、「JAECOO」、グッドウッド2024で欧州デビューへ
レスポンス / 2024年7月10日 16時0分
-
ついに出た「軍用ジムニー」ゴリッゴリの武装可能!? 欧州の名門メーカー初めて「ジムニーで作ってみた」
乗りものニュース / 2024年7月4日 18時42分
-
スズキ新型「ジムニー“XL”」発表!レトロな“旧車風デザイン”採用の「ヘリテージ仕様」! MT設定もあるコンパクトな「カクカクSUV」に反響も 豪に登場
くるまのニュース / 2024年7月3日 6時10分
-
スズキ製!? 斬新「ミニ Gクラス」登場!? 高級オフロードSUV風デザインだけど… 違和感“無さ過ぎ”な正体とは
くるまのニュース / 2024年6月27日 17時10分
ランキング
-
1実は「ポイ捨て」しまくっていたキャベツの栄養 科学で解明「芯はおいしくない」と思うなかれ
東洋経済オンライン / 2024年7月15日 15時0分
-
2「子どもは無料」で簡単につられる大人たちの盲点 企業側の仕掛けには「わかったうえで」乗りたい
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 9時0分
-
3“新しい働き方”として定着すると思いきや…コロナ禍を経た今になって、強硬な「リモートワーク廃止論」を示す企業が現れた理由
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月16日 7時15分
-
4「面白くない」「嫌い」教師が落ち込んだ生徒の言葉 1位は男女共通 教えた後にキツい一言
よろず~ニュース / 2024年7月16日 7時30分
-
5カップみそに入ってる「白い紙」は捨てる?捨てない? 気になるギモンをメーカーが解説!…正解は?
まいどなニュース / 2024年7月16日 14時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)