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高みを目指すサウンドカーが集結!『第11回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』注目車レビュー Part. 1

レスポンス / 2024年7月14日 10時0分

第11回ヨーロピアンサウンド・カーオーディオコンテスト』が6月9日に石川県こまつドームにおいて行われた。エントリーの中から「PUSH ONマイカーライフ」ユーザーカーを2回に分けてご紹介しよう。


◆ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテストとは?


カーオーディオは想像以上に奥が深く、日本/アジア、北米、ヨーロッパ、各種ブランドとグレード、取り付けや調整後の音出しは最も気のなるところ。楽しみ方の一つに競技/コンペがあり、部門コースといった枠を選ぶことが最初の一歩となる。当日会場では審査員面々が、あらかじめ決められた課題曲使い試聴、点数化する。のち結果発表となり優勝/入賞と、これらの順位はステータスであり、同時に現状、レベルを知る機会となる。


近年、オーディオ評論家・先生方々を招いてのコンペ・イベントが増えていて、国内では2つの大きなコンペが毎年行われている。そのひとつが『ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』だ。同コンペは、海外のカーオーディオブランドを取り扱う(正規輸入元)インポーター有志が集まり、コンペを実施。参加出場できるのは主催インポーターが取り扱うブランド製品を装着しているクルマに限られるがハイレベルな競技であるため、全国から精巧なサウンドカーが集まり競い合う。


インポーターが取り扱うブランド、そしてエントリーコースについて少し触れておこう。主なインポーターは【佐藤商事:ディナウディオ/ベンチャーオーディオ】、【フェリースソニード:クワトロリゴ/DLS】、【ジャンライン&パートナーズ:モレル/ARC AUDIO】、【トライム:ブラム/オーディソン】、【エムズライン:BLAX、HELIX、イートン、ZAPCO】ほか、協力会社としてウィズコーポレーション、F2Music、サエクコマーズ、ヒッツ、フリーク、リンクスが加わる。


コンペ/エントリーのカテゴリーは大きく分けてプロクラスとエキスパートクラスある。まずプロクラスでは「ディーラープロコース」と「ユーザー(一般)S/A/B/Cコース」に分類され、エントリー締め切り後のシステム金額によりコース分けが細部化される。エキスパートクラスの詳細はインポートメーカー別に分類されていて、佐藤商事コース、ジャンラインコース、フェリースソニードコース、エムズラインコース、トライムコースを設定。今回、スペシャルコースとしてアニソン(A)と(B)を新設された。最後にコンペとは本気で挑むということ。この姿勢こそが音創りのレベルアップにつながると断言しておく。


◆トヨタ・カローラスポーツ(オーナー/大西 宏さん) by ウェイブ トゥ ポート


トヨタ『カローラスポーツ』のオーナー大西さんは鳥取から来場。カーオーディオを本格的に始めて11年という。以前のシステムはハイフィディリティ(高忠実度)に注力したシステムで国産スピーカーとパワーアンプを実装。長年愛用していたというが、好みの女性ボーカル系の曲をより高みへと楽しむためにコンポーネントを刷新する。


フロントのユニットはESBの3ウェイ構成 8.028S(ツイーター)、8.075(ミッドレンジ)、8.165(ミッドバス)そしてサブウーファーはモレル・12インチを一発搭載。個々のユニットの特徴を十分に引き出すためパワーアンプを厳選しクワトロリゴの限定品"INGOT3"をはじめ、ヘリテージ、プレシジョン/ワン、ツーとワンブランドでまとめていて各ユニットのつながりと音質の統一感に努める。サウンドは厚みとリアル感、同時に肉声の色気、音艶も増してご満悦の様子。


◆ホンダ・シビック TYPE-R(オーナー/小島健志さん)by カーオーディオクラブ


念願のスポーツカーを購入と笑顔で応えてくれた小島さんは同イベント初のエントリー。ついこの間までラグジュアリーなトヨタ『アルファード』にお乗りで、ハイエンドシステムを構築。スピーカーはカロッツェリア・RS1000を使っていたという。


このホンダ『シビックTYPE-R』は、リゾルト・T-DSPMKllデジタルシグナルプロセッサーとソニー・NW-WM1ZM2デジタルオーディオプレーヤーとの組み合わせでスピーカーはグラウンドゼロをセレクト。最上級ULTRAシリーズのK30ツイーターとK165ミッドバスは受注生産のフラッグシップモデルだ。駆動アンプはモスコニ・AクラスとZERO 4でK30とK165の特徴である繊細感とエネルギー感をしっかりと引き出している。とくにT30ツイーターは再生帯域幅が広く、ボーカル系の曲の表現力に優れていると感じた。製作直後なのでエージングが進めばさらに表現力が増はずだ。


◆ダイハツ・テリオスキッド(オーナー/堀田雅雄さん)by M.E.I.


全国各地のコンペに積極的にエントリー。独創的のシステム構築で高音質と高音場を実現したダイハツ『テリオスキッド』のオーナー。


スピーカーはモレルで統一。特出すべき点はショップオリジナル(特注パッシブ3ウェイ)ネットワークの導入により、デジタルでは出せない音質を達成している点だ。再生プレーヤーは、aune GTS1にクロックジェネレーターGTC-1を抱き合わせ、DSPはリゾルト・M-DSPを使用。ドライブするパワーアンプはARC AUDIOの限定モデルを装備する。前回との変更点はミッドロー再生用にElate Cobon MM3を導入し、ウインドー前方に角度をつけた取り付けとダッシュ上にセンタースピーカーを備えている。フロント4ウェイ+サブウーファー(MW9を2発アイソバリック式)構成により、全帯域は超ワイドレンジでリアルな音場を前方の創出する。輪郭を曖昧にしないディテール描写、力感、音艶も良好でまさにLIVEなサウンド。


◆レクサスRC(オーナー/勝部潤一さん)by ジパング


ジャズからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を愛好するレクサス『RC』のオーナー、勝部さんは島根から来場。


まず目に飛び込んできたのがトランクの作り込みでユーティリティ(トランクの容量)を損なわないデザインとなっている。クワトロリゴ・エクスプローラー1(ワン)限定品を2基とリゾルト・M-DSPをスマートにまとめる。奥にはカロッツェリア・TS-W1000RSサブウーファーをを一発ビルトイン。フロントステージはモレルでまとめ、スプリーモピッコロllツイーター、CDM880/2ミッドレンジ、イレイトリミテッド16.5cmミッドバスを組み合わせたハイクオリティな仕様となっている。一方、ソースプレーヤーはソニーのウォークマンNW-WM1ZM2をチョイス。ハイレゾ音源の情報を十分に引き出し、DSPとのコンビにより的確な音場ステージを創出する。プロショップの音調整と取り付け技術があってこそだ。


◆メルセデスベンツEクラス(オーナー/下沢智文さん)by イングラフ


メルセデスベンツ『Eクラス』のオーナー下沢さんは八戸から同イベントに初参加。高音質と的確な音場を構築できる秀逸なシステムをショップに依頼した。


スピーカーは、イートンの最上級グレード「CORE 」を選び、フロント5ウェイを実現。Aピラーとドア上部に8cmミッドレンジ「GR-8HG」をセット。マルチ仕様に欠せないのが近年のデジタルシグナルプロセッサー(豊富な入出力に対応)の強みで、オーディソン・APM12.146 bit(一体型/12chアンプ内蔵機)を投入。各帯域のレベル(音量)、クロスポイント、タイムアライメント、細やかな調整ができれるため、4ウェイの上をゆくマルチウエイが思いのままセッテイング可能だ。プロショップの調整力により、一部の帯域を誇張したり欠落するような感じはまったくない。全帯域/個々のユニットのエネルギーバランスをシャープに整えている。


◆トヨタRAV 4(オーナー/小楠遼也さん)by レジェーラ


トヨタ『RAV4』のオーナー小楠さんはアニソン、 J-POPを日ごろよく聴くという。


新車購入を機にグレードアップを図り、試聴からスピーカーはモレルに決定。ユニットはスプリーモ・ピッコロllツイーター、38th記念ミッドレンジ、イレイトカーボン16.5cmミッドバスを組み合わせと、リアラゲッジにアルティメイトTi/SC10.4サブウーファーをボックスに納めて搭載。パワーアンプはクワトロリゴ・ヘリテージスリーで、電源強化を図るため、GOLD HORN・POWER-M02のスーパーキャパシター搭載ほか、良質なケーブル類「M&Mデザイン」の使用と万全体制を図っている。デジタルオーディオプレーヤは、Fiio製。デジタルシグナルプロセッサーはヘリックス・P-SIXをチョイス。


ワイドレンジ、高分解能、ダイナミックな表現力、質感は艶やかでボーカルの輪郭をしっかりと放つ。ハイレゾ音源を十分に楽しめるシステムとなっている。

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