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DIYで簡単! 車のバルブ交換方法と注意点を徹底解説~Weeklyメンテナンス~

レスポンス / 2024年7月18日 6時15分

クルマに用いられている電球(バルブ)は多種多様だ。しかし切れてしまった部位のバルブを確認すればDIYでの交換は比較的容易。安全に走行するために不可欠な各種バルブ交換を実践してみよう。


◆意外と気付かないバルブ切れは日常点検でチェック!


クルマにはさまざまな形状や大きさのバルブが用いられている。ヘッドライト、テールランプ、ストップランプなどに加えて、ウインカー球、ポジション球、ナンバー灯、バックランプなど、用途に応じてさまざまなバルブが採用されている。そのいずれかが球切れを起こした場合でも安全走行に支障を及ぼしてしまうこともあるので、すぐさま交換して原状復帰したいものだ。


しかし、外装に用いられているバルブの切れはドライブしている状態ではなかなか見つけにくい。特にテールまわりの各ランプは切れていてもわかり難い。筆者もリアのバルブ切れを後方を走っていた仲間から指摘されてはじめて気づいた経験もある。もちろん日常点検をしてクルマの灯火類の点灯をチェックすれば良いのだが、給油時やパーキングの休憩時など、クルマを停車して外から見られるタイミングで各部の灯火を気にしてみるようにするといち早くバルブ切れに気づくことができるので、わずかな時間で主要な灯火の点灯は確認できるので定期的に実施してみよう。


◆ヘッドライトはハロゲン/HID/LED、口径までをチェックして選ぶ


今回はバルブ切れを見つけた際の交換について紹介して行くこととした。もっとも主要な物はヘッドライトだが、ここで注目したのはヘッドライト以外の各部のバルブ類だ。先にも紹介した通り多種多様な部位に取り付けられているバルブは、光量や消費電力さらには口金の形状が異なっている。住宅用の電球交換でも元々付いていたのが蛍光灯なのかLEDなのか白熱球なのか、丸型なのか直管型なのかなど、そして○Wの表示による消費電力はどの程度なのかといった、さまざまな選択が必要。これと同じくクルマのバルブも使用する箇所によってさまざまなタイプがあるので注意したい。


そこで交換する際には元々装着されていたバルブを外して形状や消費電力を確認して、同じタイプのものを用意して交換取り付けするのが間違いの無い方法だ。その際、小型のバルブとして多く用いられているのが口金球とウェッジ球と呼ばれるものだ。口金球とは電球の背面部分が円筒形の電極になっている形状のバルブのこと。バルブ形式としてはSで始まる(例:S25など)型式名が付けられている。対してウェッジ球はくさび形をした差し込み式のバルブだ。こちらはTで始まる(例:T16、T20など)型式名が付けられている。各バルブにはさまざまな消費電力やダブルフィラメント/シングルフィラメントなどが用意されているので、型式名を頼りに純正装着と同型式のバルブを用意することから交換作業をはじめる。


◆ライト交換は車種によって難易度が大きく変わる?


ところで“元々付いていたバルブを取り外してバルブ形式を確認しよう”と比較的簡単に紹介したのだが、実はこの作業が部位によっては大変困難だ。


特にリアのコンビネーションランプは車種によってバルブにアクセスする方法がそれぞれ異なるので注意が必要だ。ランプハウスの裏側にあたる内装の内張りを外して、そこからアクセスするタイプや、ランプハウス自体をいったん取り外して裏側からアクセする場合などがある。後者の場合はツメでランプハウスが固定されている場合が多いので、脱着はかなりの力業になるケースも多い。ツメが古くなって硬化・劣化していた場合は破損する場合も考えられる。ただしツメは消耗部品とされているので、ツメ部分だけを交換できる構造になっている場合がほとんどなので、対応するツメを用意してセットすれば問題なく原状復帰できるので心配は無い。


はじめて脱着する際にはどこから外せば良いのか、どこからアクセすればバルブに到達できるのかがわからない場合も多い。そこでディーラーなどで事前に脱着法を聞いておくのが安心だ。もちろんDIY作業に不安がある場合はそのままディーラーや整備工場などで交換を依頼すると良いだろう。


こうしてバルブの取り付け部分が現れれば、ほぼ作業の八割は終わったと思っても良いだろう。切れたバルブを取り外して型式を確認、新しいバルブを用意した上で交換取り付けすればOKだ。先に紹介した口金型のバルブはバルブ背面の口金部分をひねって取り外す構造、一方のウェッジタイプはソケットに対してくさび形状の背面が差し込まれているだけなので、引き抜けば取り外せる構造だ。無事バルブ交換を終えたら、ランプハウスを元通りに取り付ける。最後は点灯のテストをすれば作業は完結だ。


ところで、ここまでは元々取り付けてあったバルブと同じ型式のバルブを用意して交換することを前提に話したが、どうせバルブの脱着を実施するなら、白熱球をLED化することを考えても良いだろう。ほとんどのバルブ型式には同型式のLEDバルブが用意されているので長寿命化や発光色の変更などを求める場合は同型式のLEDバルブを用いても良いだろう。


バルブにたどり着く方法には少しハードルがあるものの、交換自体はいたって簡単なバルブ交換。バルブ切れは走行の安全性を大きく損なってしまうので、見つけ次第すぐさま交換を実施しよう。まずはこの週末、各部のバルブ切れがないかの点検から始めてみてもいいだろう。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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