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第5世代の「400Vインホイールモーター」英国企業が生産開始 800Vも年内発売へ

レスポンス / 2024年7月18日 16時40分

Protean Electric(以下、Protean)は7月16日、新世代のインホイールモーター「ProteanDrive Generation 5(以下、Gen 5)」の生産を開始した、と発表した。新型インホイールモーターは、性能、スケーラビリティ、コスト効率が向上しているという。


イギリスに本社を置くProtean Electricが設計、試験、生産する「Gen 5」のProteanDrive Pd18は、18インチのホイールパッケージ内に完全統合型インバーターを搭載し、全ての自動車およびモビリティ用途に適している。天津(中国)の製造施設から自動車メーカーなどに向けて出荷されている。


今回の生産開始と関連するIATF 16949認証は、Proteanが業界リーダーであることを裏付けるものであり、最も成熟した先進的なインホイールモーター製品のフルスケール工業化を示しているという。


Proteanの認証済みインホイールモーターは、自動車メーカーが製品を改善し、車内空間やエルゴノミクス、効率、安全性、性能を向上させることを可能にする。同社によると、「これにより、自動車メーカーの利益率と市場シェアが向上、技術が成熟し、コストが低減するにつれて、これらの利点はより多くの車両メーカーをインホイールモーターの大規模採用へと導くことが証明されている」としている。


「Gen 5」Pd18は、様々なホイールサイズ、トルク、パワー能力に対応可能。統合型および分離型インバーターを採用した。400V製品は販売を開始しており、800V製品は2024年内に発売する予定だ。


Proteanは2024年初めにIATF 16949認証を取得し、Pd18はR85認証も受けている。Gen 5 Pd18は、BEDEOのReborn ElectricレトロフィットソリューションやConMetのPreset Plus Electric Hubゼロエミッション冷蔵トレーラーソリューションの一部として、主要顧客によって使用されている。


Protean Electricは、イギリス、中国、トルコ、アメリカに拠点を持ち、320以上の特許を保有している。同社は、ヨーロッパ全域でスマートで持続可能な交通ソリューションを提供するBEDEOグループの一員。

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