歴代マツダ『ロードスター』、バイオ燃料で英国縦断1000マイルを走破
レスポンス / 2024年7月18日 21時0分
マツダは7月16日、スポーツカーの『MX-5』(日本名:『ロードスター』に相当)がデビュー35周年を記念して、サステナブル(持続可能)燃料を使用して英国縦断1000マイル(約1600km)の走行を達成した、と発表した。
英国のランズ・エンドからジョン・オ・グローツまでのルートを、4世代のMX-5が走破した。これにより、世界で最も売れている2シーターのスポーツカーが、持続可能燃料でこのルートを完走した最初の車となった。
1989年のシカゴモーターショーで初公開されたマツダMX-5/ロードスターは、軽量スポーツカーの基準として知られている。広島の宇品工場でこれまでに120万台以上が生産され、そのうち13万5000台以上が英国で販売された。今回の1000マイル走行には、1990年の1.6リットル搭載の初代、10周年記念の2代目、25周年記念の3代目、30周年記念の4代目が参加し、それぞれがMX-5の歴史の重要な節目を象徴している。
各世代のMX-5は、コリトン社の第2世代バイオ燃料「SUSTAIN 100 RON E5」を使用して走行した。この燃料は化石燃料を一切含まず、農業廃棄物や食用に適さない作物の副産物から製造されている。車両に改造を加えることなく使用でき、植物が成長する際に吸収した大気中の炭素を再利用するため、追加のCO2を排出しない。
1000マイルの旅は、持続可能な技術の力を示す4つの先進的な組織を訪れた。現在、この100%バイオ燃料は一般には販売されていないが、最新モデルをはじめ、クラシックカーの脱炭素化における持続可能燃料の役割を示すものだとしている。
2023年6月以降、マツダUKヘリテージフリートは持続可能燃料「SUSTAIN Classic 80」を使用している。また、2022年には、マツダMX-5が持続可能燃料で英国を1000マイル走破し、各ホームネーションのサーキットを周回した初の車となっていた。
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