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ホンダ、中国で失速生産能力3割減、日産は北米不振で営業益99%減[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2024年7月26日 8時25分

パリ五輪の開会式を前に早くもサッカーなどの予選が始まり、深夜のテレビ中継に釘付けになって寝不足気味のファンも少なくないようだが、きょうの各紙はそんな眠気も吹っ飛んでただ茫然とするほどの自動車関連の衝撃的な見出しである。


まず、ホンダが世界最大の自動車市場の中国でガソリン車の生産能力を3割減らすほか、日野自動車は中国のエンジン生産から撤退する。きょうの日経が1面トップで「ホンダ、中国生産3割減」などと報じている。


ホンダの中国での生産能力の縮小については読売や朝日なども取り上げているが、それによると中国での大幅な販売減を受けた措置で、中国にある7つの自動車工場のうち2か所を閉鎖・休止する方針で、広東省広州市の工場を10月に閉鎖し、湖北省武漢市の工場は11月に休止する。生産能力を現在の年間149万台からガソリン車を中心に29万台分を減らすという。


一方、日産自動車が発表した2024年4~6月期の連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比99.2%減の9億9500万円で赤字はスレスレ回避したものの大幅な減益となった。主力の北米市場での販売不振が響いたようで、決算発表に出席した内田誠社長も「主力の米国で在庫が増加し、古いモデルでより高いインセンティブが必要になり、予想したよりも販売を伸ばすことができなかった。今後は新しいモデルを投入し、販売台数と収益の達成を目指す」と厳しい表情で説明した。


25年3月期の通期業績予想についても営業利益予想は5月時点の計画から1000億円引き下げ、前期比12%減の5000億円と見込むほか、最終利益も800億円少ない3000億円。世界販売台数も従来計画より5万台少ない365万台に下方修正しており、ホンダも日産も稼ぎ頭だった世界市場では不透明感が一段と強まり、業績の足を引っ張っているようだ。


2024年7月26日付


●円急騰株1285円安、終値8年ぶり下げ幅 (読売・2面)


●日産、営業益99%減、4~6月期、北米事業の不振響く (読売・8面)


●ホームドア整備加速要望、小池知事、国交相に、首都高ETC専用化も(読売・25面)


●高速に自走カート、「自動物流道路」実験へ、政府、新東名で27年度までに (朝日・1面)


●売れる跳ね馬バブル期超え、あこがれや投資、足元の金利も好材料 (朝日・7面)


●自動車日本勢、中国事業見直し次々、ホンダ、EVシフトへ工場再編 (朝日・9面)


●都市対抗野球、トヨタ自動車(豊田市)連覇の夢消える、レジェンド佐竹ドームに別れ (毎日・15面)


●ホンダ、中国生産3割減、日野はエンジン撤退、EV攻勢受け不振(日経・1面)


●グッドスピードTOB成立、中古車販売、宇佐美鉱油の傘下に (日経・13面)


●日野自、最終赤字2億円、4~6月エンジン不正なお影響(日経・13面)


●交通事故死、1~6月1182人、自転車「ながら運転」事故増(日経・34面)

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