「AION」ブランド初の世界戦略SUV『AION V』発表…航続750km
レスポンス / 2024年7月30日 9時0分
中国のGAC(広汽集団)の新エネルギー車部門のAIONは7月26日、初のグローバル戦略モデル『AION V(アイオン・ブイ)』を発表した。
タイの生産ラインから登場したこのモデルは、世界中の家族の多様なニーズを満たす新たなグローバルモデルとしての地位を確立することを目指している。
AION Vは、消費者の嗜好や品質基準、各国の道路事情や規制に合わせて設計されている。従来のSUVとは異なり、タフでパワフルなデザインを特徴とし、洗練されたインテリアスタイルと相まって、クラシックなデザインに敬意を表し、それを凌駕するラグジュアリーを提供するという。
EV専用に設計されたAION独自のAEP 3.0を活用したこのモデルは、4.42平方mのキャビン面積を持つ。ホイールベースは2775m、室内高は1300mmあり、子供や大型ペットなどに充分なスペースを確保している。後部座席には、3段式トランク収納システムを採用し、さまざまな荷物をフレキシブルに整理して収納できる。
AION Vは、トップクラスの電気駆動、制御、バッテリー技術を統合し、航続750km、エネルギー消費率12.8kWh/100kmを達成した。このモデルには、AIONの400V+3C急速充電技術が導入され、15分の充電で最大370kmの航続を実現する。この400Vプラットフォームは、世界中の99%の充電インフラと互換性がある。
コックピットでは、GACのADiGO PILOTインテリジェント・ドライビング・システムが、Gen4自己進化型AIアルゴリズムと高性能NVIDIA Orin-Xチップによってサポートされる。先進的なAI大型モデルと「マルチセンサーフュージョン」技術に基づき、AION Vは、あらゆる国の都市環境をナビゲートできる高精度地図とは独立して動作するNDA機能を備えている。
AION Vを世界同時に発売することは、研究、生産、販売を国際的な規模で統合するGACの能力を反映したもの、と自負する。このモデルは、その異文化へのアピール力と業界独自の技術により、中型SUVセグメントにおける主要な選択肢となり、世界の自動車市場の展望を再構築する、としている。
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