ボルボ、新型電動バス向けシャシー「BZR」発表…航続300kmを可能に
レスポンス / 2024年8月8日 15時0分
ボルボは8月6日、新型電動バス向けシャシー「BZR」をブラジルで発表した。この新しいプラットフォームは、都市部の公共交通、チャーター、短距離の長距離バスなど多様な用途に対応できる。ボルボはブラジルのクリチバ工場でこのモデルを生産する予定だ。
新型シャシーの「BZR 4×2」は、最大13.5mの車体と90人の乗客を収容できる。BZRは、1つまたは2つの200kWモーターと425Nmのトルクを持ち、2速のI-Shiftトランスミッションを搭載している。90kWhのリチウムイオンバッテリーを4~5個装備し、最大300kmの航続を実現する。これにより、都市部でのゼロエミッション運行が可能となる。
また、BZRは低床バージョンの「BZRLE」も用意され、乗客の乗降が容易になる。高床バージョンでは、バッテリーを床下に配置し、車内スペースを最大限に活用できる。さらに、ドアの位置を右側または左側に選択できるため、運行業者のニーズに柔軟に対応できる。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2031055.jpg)
BZRは、従来のディーゼルバスと同じシャシー、ブレーキ、アクスルを使用しており、メンテナンスの容易さと経済性を兼ね備えている。さらに、タイヤの摩耗が最大25%減少し、運行コストの削減にも寄与する。
ボルボの電動バスは、CCS2充電ポートを備え、最大250kWの充電能力を持つ。これにより、バッテリーの完全充電が1時間以内に可能となり、運行の効率性が向上する。さらに、ブレーキ時のエネルギー回生機能により、最大35%のエネルギーを再利用できる。
BZRは、最新の空気圧縮機と電動油圧ステアリングシステムを搭載し、内部騒音を大幅に低減する。オプションで「VDS(Volvo Dynamic Steering)」も装備可能で、運転の快適性と安全性を向上させている。
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