メーカー120社が世界BIG 4に…日本オートバイ産業の興亡
レスポンス / 2024年8月16日 7時0分
『日本のオートバイの歴史 <増補三訂版> 二輪車メーカー興亡の記録』が三樹書房から発行された。著者は東京大学名誉教授の富塚清氏で、長年にわたりオートバイの研究・調査に携わってきた。
日本のオートバイメーカーは最盛期には120社以上存在し、技術的にも経営的にも激しい競争を繰り広げた。その結果、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社が中心となり、世界市場を制覇するまでに成長した。この興亡ドラマを、富塚氏がわかりやすく紹介している。
日本のオートバイ産業は現在、世界第1位である。「カメラやトランジスタ・ラジオなども同様に発展したが、オートバイの飛びぬけた成長は特筆に値する」と著者はいう。なぜなら戦前のオートバイ産業は町工場レベルで、輸出もほぼゼロだった。しかし、戦後の復興期において、メーカーの数は急増し、技術水準も急速に向上したからだ。
戦後10年で日本のオートバイメーカーは世界有数の数となったが、技術水準はまだ低かった。しかし、その後の急速な成長により、世界一の座を獲得するに至った。
最盛期には120社以上のメーカーが存在し、技術的にも経営的にも激しい競争を繰り広げた。その結果、現在ではホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社が残り、世界市場を制覇した。「源平時代や織田・徳川の戦国時代などに比べても決して見劣りのしない、興亡ドラマである」と著者は綴る。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/2032648.jpg)
2001年に刊行された同書に、新たに当時の製品カタログなどを使用したカラー口絵(24頁)を収録した増補三訂版が今回発行された。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「みどりの窓口」なぜ並ぶ?券売機でも座席・時間の変更、払い戻しも可能 “チケットレス乗車”でホームや座席で待ち合わせも【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月15日 22時5分
-
2米がない!高い! 棚がからっぽのスーパーも 3月に1700円が半年足らずで3000円に 背景には去年の猛暑とインバウンド
ABCニュース / 2024年8月15日 18時40分
-
3預金1億円・年金暮らしの75歳女性、タワマン売却→高級老人ホーム入居に大満足のはずが…わずか9ヵ月で退去したワケ【FPが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年8月15日 11時15分
-
4横浜のイトーヨーカドー綱島店、18日閉店 利用客「どこで買い物すればいいのか」
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月15日 19時40分
-
5出張族が偏愛「コンフォートホテル」その納得の訳 朝食無料にクーポン連打…ベタだが刺さる戦略
東洋経済オンライン / 2024年8月15日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)