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平成セダン人気のド真ん中、X80系「マークII 3兄弟」の共通点と違い【懐かしのカーカタログ】

レスポンス / 2024年8月18日 12時0分

1988年8月に登場したX80系『マークII』『チェイサー』『クレスタ』は、平成元年、平成2年には3車併せて41万台超えの国内登録台数を記録。マークII単独でも1位の『カローラ』に次ぐ、当時としては超売れ筋の人気車種だった。


マークIIは6代目、チャイサーは4代目、そしてクレスタは3代目として同時に一新されたのがこのX80系。マークIIはハードトップとともにセダンも一新、チェイサーはハードトップ、クレスタはプレスドア(フルドア)のセダンをそれぞれ設定。


よく見るとマークIIのハードトップとチェイサーはドアパネルが共通であったりするも、巧みに作り分けがなされ、それそれ個性を表現。カタログでは3車とも、最初から5見開き目まで外観写真を紹介していることでも、いかにルックスを重視していたかがわかる。


他方インテリアでは、インパネ形状は3車でほとんど共通。電動で操作ボタンがせり出すスライドアウトエアコンパネル、空気清浄機、6スピーカー採用のオーディオシステムなどを装備。マークIIとチェイサーでは、ドアミラーの視界を確保するサイドウインドゥワイパーも用意された。ちなみに上級仕様のグレード名はマークIIが「グランデ」、チェイサーが「アバンテ」、クレスタは「スーパースーセント」。


エンジンはシリーズ全体では6気筒および4気筒(ディーゼル系を含む)の設定。ハードトップ系は6気筒を搭載し、フラッグシップの2リットルのツインカム24・ツインターボの1G-GTE型(210ps/28.0kgm)や2リットルツインカム24スーパーチャージャーの1G-GZE型(170ps/23.0kgm)も設定。


ハイメカツインカムの採用によりガソリン全車がDOHC化。後に3リットル車も追加された。ショックアブソーバーの減衰力を3段階に制御する「TEMS」も設定されていた。

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