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三井物産、ベトナムの自動車販売大手の戦略的株主に

レスポンス / 2024年8月19日 15時30分

ベトナムのタスコオート(Tasco Auto)は8月16日、三井物産が戦略的株主になると発表した。


タスコオートと三井物産は、戦略的株主となるための契約を締結し、今後の成長戦略を共に推進することを発表した。投資は段階的に実施され、最初の投資は2024年7月31日に完了した。


この提携は、タスコオートが国際的な運営と管理の経験を学び、効率を最適化する機会を提供する。また、三井物産は技術的なソリューションやコンサルティングを行い、タスコオートの運営効率を向上させる。三井物産にとっても、ベトナムの100万人市場に深く関与する機会となる。


タスコオートは、ベトナムでの自動車サービスとスマート交通インフラのトップ選択肢となることを目指している。タスコオートは、14の自動車ブランドを取り扱う90のショールームを持ち、2023年にはベトナム市場で13.3%のシェアを占めた。さらに、2024年には自動車組立プロジェクト(CKD)を開始し、2025年には製品を市場に投入する計画を立てている。


三井物産は、60以上の国と地域で事業を展開し、持続可能性とイノベーションを重視している。自動車と輸送分野では、26カ国以上で100社以上に投資しており、サプライチェーンや次世代移動ソリューションの開発に関与している。


この戦略的提携は、タスコオートと三井物産の強みを最大限に活用し、事業の拡大と運営効率の向上を目指すものだ。将来的には、ビジネスモデルの改善や利益率の向上、株主利益の増大が期待される。


三井物産の中期経営計画では、持続可能な価値の創造と成長を目指し、安定した資源供給、再生可能エネルギーへの移行、質の高い医療サービスの提供を三本柱としている。


タスコオートは、ベトナムでの自動車販売とスマート交通インフラのリーダーであり、14のブランドを取り扱う90のショールームを運営している。タスコは、電子料金収受(ETC)システムで70%の市場シェアを持ち、350万台の車両をサポートしている。

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