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「バイクの日」秋葉原に最新モデルずらり、楽しさ、安全を啓発 小池都知事は「脱炭素」アピール

レスポンス / 2024年8月20日 11時30分

8月19日の「バイクの日」にちなんで、日本自動車工業会と日本二輪車普及安全協会は二輪車ユーザーや広く一般に交通安全を啓発するイベント『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』を開催した。お盆休み明けの平日にもかかわらず、12時の会場前から二輪車ユーザーやファンが、会場となった秋葉原UDXに詰めかけ、車両展示やステージイベントを楽しんだ。


同イベントは、1989年に政府が二輪車の交通事故撲滅を目的として制定した「バイクの日(8月19日)」に合わせ、二輪車ユーザーをはじめ広く一般の方々に対して交通安全意識の啓発と「バイクの日」の認知度向上を図るとともに、バイクの有用性・利便性を感じもらうことを目的としたもので、今年で16回目を迎えた。


車両展示では、カワサキ、スズキ、ホンダ、ヤマハの国内4メーカーが最新モデルのほか、話題の電動車両、モータースポーツ参戦車両を並べた。さらに警視庁からは白バイ、災害対策用オフロード白バイ、首都高速道路からは珍しいパトロール用の「黄バイ」が展示され、跨って記念撮影をするファンの姿が見られた。


ステージでは、警視庁の女性白バイ隊「クイーンスターズ」とピーポくんによる交通安全啓発ステージや、タレントでレーサーの梅本まどかさんとバイクで町おこしを図る埼玉県小鹿野町、静岡県浜松市、愛知県北設楽郡豊根村それぞれの担当者とのトーク、抽選会や、ヤマハの電動トライアルバイクでのデモンストレーションなど様々なイベントが終日おこなわれ、賑わいを見せていた。


交通安全啓発ステージで語られたのは、コロナ禍を経て増加したバイクによる死亡事故について。東京都内でのバイク乗車中の事故死者数は、2024年7月末現在で21名にものぼり、交通事故全体での死者数のおよそ30%を占めた。中でもいわゆる「右直事故」が最も多く、8名が死亡している。またバイクでの死亡事故で致命傷となっている部位は、「頭部」(9名)に続き多いのが「胸腹部」(7人)だといい、ヘルメットのあごひもをしっかり占める重要性と同時に、胸部プロテクターの大切さ、選びかたをわかりやすく紹介した。


また、ビデオメッセージを寄せた小池百合子東京都知事は、ライダーへの安全運転を呼びかけると同時に、脱炭素化の重要性を語った。


「地球温暖化を通り越して、もはや地球沸騰化と呼ばれる時代になりました。ゲリラ豪雨、線状降水帯といった言葉も飛び交っています。都内で新車販売される乗用車を2030年までに、そして二輪車は2035年までに100%非ガソリン化することが東京都の目標です。電動バイクやEVの購入と、充電設備の導入、この両方を支援しています。体で風を感じ、自然と一体となって楽しめるバイクの醍醐味をいつまでも味わえるよう、脱炭素化とエネルギーの安定確保を同時に進めてまいりましょう。電気をへらす、つくる、ためる、この頭文字をとって“HTT”、ぜひご協力をお願いいたします」


自工会・日本二普協をはじめとして二輪業界では、バイクの楽しさ、利便性、有用性などバイクの素晴らしさをより広く伝えるために毎年7~9月の3か月間を「バイク月間」として全国各地で数多くの活動を展開している。日本二普協のバイク月間特設ページでは、さまざまな企業や自治体などによるイベント情報やオリジナルコンテンツを発信している。


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