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BYDの小型EV『ドルフィン』、2つの新グレード「アクティブ」「ブースト」英国モデルに

レスポンス / 2024年9月5日 15時0分

BYDは9月2日、コンパクトEV『ドルフィン』に、新グレードの「アクティブ」と「ブースト」を英国で設定すると発表した。これにより、既存の「コンフォート」と「デザイン」グレードに加え、ドルフィンシリーズのラインアップが完成したとしている。


この新しいCセグメントハッチバックは、独特の「遊び心ある」デザインと多用途性、機敏さ、そして豊富な標準装備を兼ね備えており、BYDの革新的なEV技術を搭載している。


ドルフィンは、BYDの「オーシャン美学」デザインコンセプトを初めて採用したモデルであり、イルカをモチーフにしたスタイリッシュな外観が特徴。60.4kWhと44.9kWhのリチウム鉄リン酸塩(LFP)バッテリーを搭載し、EV専用の安全ボディ構造を持つ。また、アクティブおよびパッシブの安全機能が充実している。


BYDのブレードバッテリーは、コバルトフリーのLFPバッテリーであり、厳格な釘貫通試験をクリアしている。高い安全性と熱安定性を誇り、優れたパワー密度と超低エネルギー消費を実現している。このバッテリーは、BYDの先進的なe-プラットフォーム3.0とシームレスに統合されており、システム効率と車両の知能を向上させている。


ドルフィンのアクティブは44.9kWhのバッテリーと70kW(95ps)のモーターを組み合わせ、AC電源で最大7kW、DC電源で最大65kWの充電が可能。WLTPサイクルで340kmの航続を持つ。ブーストは同じバッテリーと130kW(176ps)のモーターを組み合わせ、11kWのAC(3相)充電器または65kWのDC電源で充電でき、310kmの航続を可能にする。100kWのDC充電器を使用すれば、バッテリーを30%から80%まで、28分で充電できる。


高効率ヒートポンプと業界初のバッテリー用直接冷却・加熱システムを搭載しており、冬季の熱効率を最大15%向上させる。このシステムは、さまざまな熱源からの熱を管理し、低温時の航続を向上させる。また、CRBS再生ブレーキシステムは、ブレーキエネルギーを効率的に回収する。

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