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「マダイルヨ」子どもの車内置き去りゼロへ、日産が子守り支援ロボットに新機能を追加

レスポンス / 2024年9月7日 14時30分

車内に子どもを置き去りにして起こる悲しい事故の撲滅に向けて、さまざまな取り組みが発表されている。そんな中、日産自動車と赤ちゃん本舗は、後部座席の子どもをあやしたり、子どもの状態をドライバーに伝える機能を持つ子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPETイルヨ」に、子どもの車内置き去り事故を防止する新機能「マダイルヨ」を追加したと発表した。


運転中の子守り支援ロボット「イルヨ」コンセプトは、2024年1月の発表以降、多くの意見やアイデアが届けられたという。特に「子どもの置き去り事故防止機能」についての要望が多数寄せられたことから、日産は新機能について検討を進めてきた。


子どもの車内置き去り事故は、ヒューマンエラーにより誰にでも起こりうる重大な問題で、実際、「5人に1人の保護者が、1年以内に子どもを残してクルマを離れたことがある。」(三洋貿易株式会社 子どもの車内置き去り実態調査2023)との調査結果も発表されている。


日産車がかかわる交通事故による死亡・重傷者数をゼロにする取り組み「ゼロ・フェイタリティ」を掲げる日産は、このような状況を受け、子どもの車内置き去り事故の防止、車内の事故ゼロを目指して「置き去り事故防止プロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトでは、降車時に後部座席を振り返ることを促す「マダイルヨ」を合言葉に、「後部座席にバッグを置くようにする=“バッグ オン バック“」などの事故防止対策を公式ホームページやSNSにて発信している。


こうした取り組みのひとつとして、「イルヨ」に子どもの車内置き去り事故を防止する新機能「マダイルヨ」を追加搭載した。新機能「マダイルヨ」は、後部座席のチャイルドシートに設置した「イルヨ」と保護者のスマートフォンを無線で接続し、その接続の強弱から距離を推定。「イルヨ」と保護者が離れていないかを検知する。さらに、「イルヨ」の表情認識カメラが、車内に子どもが残されているか否かを確認。「イルヨ」が、保護者としきい値以上離れ、かつ車内に子どもが残っていると認識すると、保護者のスマートフォンに警告通知を送り、子どもの車内置き去りが起きてしまっていることを知らせるもの。


日産は9月15日、新機能「マダイルヨ」のお披露目およびトークイベントを日産本社ギャラリーにて開催する。


現時点で正式な発売予定などは明かされていないが、日産は「今後もクルマと赤ちゃんのいる暮らしをサポートするとともに、『置き去り事故防止プロジェクト』や、従来より実施している『#熱駐症ゼロプロジェクト(気温が高い日の事故を防ぐ)』などの取り組みを推進し、クルマに関わる事故ゼロを目指してまいります」としている。

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