[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]「スピーカー」と「アンプDSP」の2択、状況に応じて効果の高い方を提案!
レスポンス / 2024年9月9日 19時0分
愛車のサウンドシステムをバージョンアップすることに興味を抱きつつも、何から手を付ければ良いのかが分からないと悩んでいるドライバーに向けて、全国の有名カーオーディオ・プロショップが提案する“スタートプラン”を紹介している当連載。
今回は、鳥取県倉吉市の実力店『ジパング』の道祖尾(さいのお)さんに話を訊いた。
◆メインユニットにある程度の調整機能が搭載されていれば、“スピーカー交換”がお薦め!
早速道祖尾さんに、初めて来店するドライバーにどんな策を推すことが多いのかを訊いてみた。
「以前ならスピーカー交換の一択でしたが、最近は、パワーアンプ内蔵DSPの追加をお薦めするケースも増えています。
なお市販のメインユニットを使われていてそれにある程度の音調整機能が搭載されているなら、スピーカー交換をお薦めします。そうであれば、あとはスピーカーを換えるだけでシステムがほぼ仕上がるからです。
特に使用中のメインユニットがカロッツェリアの『サイバーナビ』の場合には、スピーカーを換えただけで本格的なシステムを完成できます。なぜなら当機には、他にはない高度なチューニング機能が備わっているからです。
または同じくカロッツェリアの『楽ナビ』も、純正メインユニットと比べてできることが多いです。当機でも、サウンドチューニングをある程度追い込めます」
◆音がいじってあるケースでは、音楽信号をフラットな状態に整えることの方が先決!
「一方、純正のメインユニットが搭載されている場合、最近は音の良くないものが増えています。そうであれば、パワーアンプ内蔵DSPの追加をお薦めすることが多いです。メーカーや車種によって状況がさまざまなのですが、音が良くないだけでなくチューニングが施されているケースもあり、そうであればなおさらパワーアンプ内蔵DSPの追加が有効です。
例えば必要以上に低音が強調されていると、スピーカーを換えると性能が上がる分、一層低音が強調されてしまい、本来のサウンドからかけ離れてしまいます。
しかしパワーアンプ内蔵DSPを用いれば、音楽信号のコンディションを整えられます。音の出口であるスピーカーへと、フラットな音楽信号を供給できるようになるんです。
その上でチューニングを追い込めば、スピーカーが純正のままでも聴こえ方がガラリと変わります。ステレオイメージの再現性が高まるからです。スピーカー交換は、その変化をご体験されてからでも遅くはないと思います」
◆スピーカー交換をする際には、性能を引き出すためにデッドニングも併せて実行!
次いでは、お薦めモデルや実際の施工内容を教えてもらった。
「スピーカーは、6万円前後のモデルが選ばれることが多いです。メーカーで言うと、ブラム、モレル、DLSあたりが人気です。それらに交換する場合は、インナーバッフル代、デッドニング施行費、取り付け工賃、部材代等も含めて税込11万円でご提供しています(車種による変動アリ)。
なお当店では、スピーカー交換をする際にデッドニングを省くことはまずありません。省いてしまうと、せっかくのスピーカーの性能を十分に引き出しきれなくなるからです。
一方パワーアンプ内蔵DSPでは、ゴールドホルン、マッチ、プラグアンドプレイ、これらの製品が選ばれることが多いです。中でもゴールドホルンはエントリーモデルからハイエンド機まで音質傾向が一貫していて音が良く、Bluetoothに対応するなど使い勝手も良好です。またプラグアンドプレイの製品は、コストパフォーマンスが高いです。使いやすく、音質性能も高いです。
お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。さまざまなご提案をさせていただきます。お待ちしています」
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