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車載バッテリー製造需要に対応、ヤマハの新型スカラロボット、業界最速レベルのサイクルタイムを実現

レスポンス / 2024年9月10日 14時45分

ヤマハ発動機は10日、完全ベルトレス構造のスカラロボット「YK-XG」シリーズに「YK1200XG」を追加し、専用コントローラ「RCX341」とあわせて2024年10月に発売すると発表した。


ヤマハは、二輪車などモビリティの製造・販売だけでなく、自動化生産ラインに用いるリニアコンベア、単軸ロボット、スカラロボット、ビジョンシステム、コントローラなど幅広い製品を展開する「総合小型ロボットシステムサプライヤー」でもある。豊富なラインアップを活かして、複雑・多様・高速化する生産現場での効率化・品質向上を追求し、顧客のニーズに応える。


その中でもスカラロボットの製造販売は1984年に開始して以来、「市場に鍛えられながら、高速・高精度の性能追求と同時に低価格化にも取り組み、普及に努めてたきた」。今回導入する「YK1200XG」は、電動モビリティの台頭により昨今、世界的に増加している車載電池(バッテリー)製造工程の需要に応えるもの。車載電池製造・組立搬送ラインで最も使用頻度の高い可搬質量20~50kgに適した高い動作性能とコストパフォーマンスを両立させている。


「YK1200XG」は、大型物・重量物の組立や搬送に適したスカラロボットで、アーム長1200mmを備え、最大可搬質量50kgで標準サイクルタイム0.92secと業界最速レベルを実現。また、専用コントローラ「RCX341」は、従来の「RCX340」同等のコンパクト設計ながら最大出力電流を増大し、「YK1200XG」の重量物搬送の高速性を安定的に支える。


ヤマハのスカラロボット「YK-XG」シリーズは、完全ベルトレス構造によりロストモーションを大幅に削減し、高精度を長期間維持できることが特徴。また先端回転軸が減速器に直結していることで、R軸許容慣性モーメントが高いため、オフセットされたワークでも高速動作が可能。「YK1200XG」追加により、アーム長120mmから1200mmまで、業界トップクラスの幅広いラインアップとなった。


ヤマハは9月10日に開幕した国内最大級の物流機器・設備の展示会「国際物流総合展2024」に「YK1200XG」と「RCX341」を出展している。

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