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「バイオエタノールで走る」新型ハイブリッド・マイクロバス、ルノー傘下のHORSEが発表

レスポンス / 2024年9月10日 19時45分

HORSEパワートレインは9月6日、南米最大のバスメーカーのMarcopoloおよびブラジルの電子機器メーカーWEGと提携し、新型ハイブリッドマイクロバス『Volare Attack 9』を開発した、と発表した。


この新型車両は、バイオエタノールを燃料とするレンジエクステンダーソリューションを採用した初のハイブリッドマイクロバス。Lat.Bus 2024 Expoにおいて、初公開された。


Volare Attack 9は2026年に販売開始予定で、最大航続距離は450km。ブラジル国内で生産される持続可能なバイオエタノールを燃料とすることで、カーボンニュートラルな移動手段を提供する。


HORSEとWEGは、この成功を受けて、軽商用車および重商用車向けの標準化されたレンジエクステンダーアーキテクチャの導入を計画している。HORSEのレンジエクステンダーは、WEGの電動ジェネレーター、eモーター、電力インバーター、バッテリーパックを使用している。レンジエクステンダーの内燃エンジンには、HORSEの85kWターボ1.0リットル3気筒「HR10」ユニットが採用されており、クリーンでカーボンニュートラルなバイオエタノールで動作するように調整されている。


HORSEのレンジエクステンダー技術は、プラグインハイブリッド車(PHEV)と同様に、内燃エンジンとバッテリーを併用して低排出の移動手段を提供する。しかし、PHEVとは異なり、レンジエクステンダーの内燃エンジンは車輪を直接駆動せず、バッテリーの内部充電源としてのみ機能する。このため、内燃エンジンは常に高効率の運転範囲で動作し、燃料消費と排出を最小限に抑えることができる。


HORSEは、ハイブリッドおよび内燃パワートレインソリューションを手がける。英国ロンドンに本社を置き、世界中で1万9000人の従業員を擁している。HORSEパワートレインは2024年5月に正式に設立され、ルノーグループとジーリー(吉利)がそれぞれ45%の株式を保有し、アラムコがさらに10%を保有している。

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