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EVルーシッド、最新ソフト「UX 2.4」発表、無線更新で運転支援システムなど性能向上

レスポンス / 2024年9月11日 17時30分

米国のルーシッド・グループは9月9日、同社のEV『エア』に対する大規模なソフトウェアアップデート「Lucid UX 2.4」を発表した。


このアップデートには、改良された「DreamDrive Pro」運転支援システム(ADAS)や新しい音声制御システム「Lucid Assistant」、視認性を向上させた地図デザインなどが含まれている。


「DreamDrive Pro」の改良では、ハイウェイアシストが高精度地図を使用し、HOVレーンや出口シナリオ、車線の合流や分岐に関する詳細情報を提供。カーブでもアシストが可能で、より適応的な運転が可能となった。


ドライバー主導の車線変更アシストは、ターンシグナルを長押しすることで車線変更を開始でき、ユーザーインターフェース上に明確な通知と矢印が表示される。拡張ストップ&ゴーは、渋滞時に長時間停止した後でも、ドライバーが前方を見ている限り車両が再び走行を開始する。


3D三車線ビジュアライゼーションは、車両のセンサーを活用し、センタースクリーンに3D車線ビジュアライゼーションを表示。これにより、ドライバーは高速道路での周囲の状況をより把握しやすくなる。また、改良されたアダプティブクルーズコントロールシステムは、カーブ速度制御を自動で行い、曲がりくねった道路での運転を容易にする。


新しい音声アシスタント「Lucid Assistant」は、ハンズフリーで多くの車両機能を制御できる。ステアリングホイールのマイクボタンを押すか、「Hey Lucid」と話しかけることで、ナビゲーションやオーディオシステム、エアコン制御、シートヒーターのオン・オフ、オーナーズマニュアルのアクセスなどが可能となる。


さらに、Apple CarPlayを使用したナビゲーションでは、ターンバイターンの指示がセンターインストルメントクラスターにも表示されるようになった。


この「Lucid UX 2.4」アップデートは、北米でのオーバー・ジ・エア(OTA)アップデートとして展開される。ルーシッド・エアは、スマートフォンのように簡単にアップデートできるよう設計されており、新しいソフトウェアバージョンが利用可能になると、車内およびルシッドのモバイルアプリで通知が届く。オーナーは、すぐにインストールするか、夜間などの便利な時間にスケジュールすることができる。

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