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走りはRS3譲り!大幅進化した2025年モデルのアウディ『S3セダン』

レスポンス / 2024年9月15日 9時0分

アウディは9月5日、コンパクトセダンの『A3セダン』、そしてその高性能モデル『S3セダン』の改良新型を米国で発表した。今回は走行性能を大幅に向上させたS3セダンの2025年モデルについて、多数の写真とともにその魅力を紹介しよう。


新型S3セダンは、ターボチャージャー付き2.0リットル TFSI 4気筒エンジンを搭載し、出力は従来モデルから22馬力増加して328馬力となった。新たに導入されたターボチャージャープリロード機能により、スロットル応答性が向上し、ターボラグを低減。最大トルクは295lb-ft(400Nm)で、2100から5500 rpmの広範囲で利用可能だ。駆動系統には、quattro全輪駆動システムと7速Sトロニックトランスミッションの組み合わせが標準装備される。


シャシーは上位モデルである『RS3』から派生したアップグレードを受けている。新たに標準装備されたリアトルクスプリッターとスイベルベアリングサスペンションにより、横方向のダイナミクス、トラクション、安定性が向上した。トルクスプリッター技術により、リアホイール間のトルク分配が完全に可変となり、走行状況に応じて最適なトルク配分を実現する。


アウディドライブセレクトは6つの異なるモードを提供し、快適性から高度なダイナミクスまで幅広い走行体験を可能にする。新設された「ダイナミックプラス」モードでは、RS3から導入されたトルクスプリッター、電子安定制御(ESC)、最大エンジントルク、アイドル速度などのパラメータが調整され、特に高い走行ダイナミクスを実現する。


トランスミッションもスポーティに調整され、7速Sトロニックは発進時の初期トルクが増加し、ギアシフト時間が約50%短縮された。新型S3は18インチ225/40タイヤを標準装備し、19インチ235/35タイヤもオプションで提供される。Sスポーツサスペンションが標準装備され、車高が15mm低くなっている。また、新世代の電子安定制御も採用され、コーナリング時のホイール選択トルク制御がさらに進化している。


これらの改良により、新型S3セダンは、スポーティな走行性能と日常の使いやすさを高次元で両立させ、アウディSモデルの特徴であるバランスの取れたパフォーマンスをさらに進化させている。


外観デザインも洗練され、六角形のフレームレスシングルフレームグリルや新設計のリアバンパーなど、よりダイナミックで引き締まったスタイルを採用している。インテリアもアップグレードされ、スポーティな雰囲気と高級感を両立させた。

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