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リニア計画、一難去っても? 静岡県が掘削調査容認、JR東海に伝達[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2024年9月18日 8時53分

地下水の流出問題などで掘削工事の遅れから足踏み状態が続いていた「リニア中央新幹線」の計画がようやく一歩前進する見通しになったという。


今年5月に就任した静岡県の鈴木康友知事がリニア計画に理解を示し、南アルプスのトンネル建設についても、事業者のJR東海にボーリング調査を容認することを伝達。きょうの各紙にも「リニア工事ボーリング調査容認、静岡県、JR東海に伝達」などの見出しで取り上げている。


リニアの路線では、静岡県北部の南アルプスを8.9kmほどのトンネルが通る計画で、建設には地質を調べるボーリング調査が不可欠。だが、山梨から静岡方向に掘削する調査について、前知事の川勝平太氏は地下水が県外に流出するリスクがあるとして、静岡・山梨県境付近での調査実施に猛反対していたが、大井川流域の自治体などでつくる協議会が県内の一部を含む山梨工区で「一定のリスク管理がなされることを確認できた」との見解を示したことなどから容認に転じたという。


ただ、リニアのトンネル掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市では水位低下が確認されており、鈴木知事は「リスク管理をするのは大前提。トラブルもあったので、報告は速やかにしてほしい」などと、JR東海に求めたという。


一難去ってもトンネル工事の着工容認に向けてJR東海が越えるべきハードルは多く、当初2027年開業を予定していた東京(品川)~名古屋間を最速40分で結ぶ「夢の超特急」も、遅れに遅れて「早くても2034年以降にずれ込む見通し」とも伝えている。


2024年9月18日付


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