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シュワちゃんが立ち合い、BMWのオーストリア工場が再生可能エネルギーへ完全移行

レスポンス / 2024年9月19日 13時0分

BMWグループは9月18日、オーストリアのステア工場において、再生可能エネルギーへの完全移行を実現した、と発表した。


予定よりも2か月半早く、新しいエネルギー供給システムが稼働を開始した。BMWグループの生産担当のミラン・ネデリコヴィッチ取締役と、俳優で環境活動家のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が、象徴的なエネルギー切り替えのセレモニーを行った。


ステア工場は、年間約250ギガワット時のエネルギーを使用しており、これは約5万9000世帯分に相当する。2006年以降、エネルギー消費量はほぼ半減している。工場長のクラウス・フォン・モルトケ氏は、「2006年以降、エンジン1基あたりのエネルギー消費量をほぼ半減させることに成功した」と述べている。


今回のエネルギー転換は、地元のバイオマス発電所からの熱供給によって実現された。ステア工場は、バイオエネルギー・ステア社が運営するバイオマス発電所から熱を供給される。この発電所は、周辺の森林から得られる木材チップを使用している。


シュワルツェネッガー氏は、セレモニーで気候変動対策の重要性を強調し、ガス供給を停止する象徴的な行動を取った。その後、ネデリコヴィッチ氏が新しい地域暖房供給システムを稼働させた。


このエネルギー転換により、ステア工場は電力と熱の両方を再生可能エネルギーから供給されることとなった。モルトケ氏は、「再生可能なバイオマスからの熱供給に完全に切り替えることで、大きな一歩を踏み出した」と述べている。


セレモニー後、シュワルツェネッガー氏はネデリコヴィッチ氏とモルトケ氏と共に、トレーニングセンターやエンジン組立ライン、最近開設された電動モーター生産ラインを見学し、従業員と交流した。


BMWグループは、全世界の生産施設でのカーボンフットプリントの最適化を目指しており、今回のステア工場での取り組みはその一環だ。

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