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共創で併催、CEATECとジャパンモビリティショー…「親和性ある」エグゼクティブプロデューサー

レスポンス / 2024年9月20日 14時40分

電子部品・製品の展示会「CEATEC」を主催する電子情報技術産業協会(JEITA)は9月20日、「CEATEC 2024」の開催概要を発表した。今回は「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」(ジャパンモビリティショービズウィーク2024)との併催が決定している。


JEITAでは「CEATECとはあらゆる産業に必要とされるデジタルイノベーションの総合展」と謳う。IoTの基幹となる電子部品やデバイスから完成品、実装される機器、それらを活用するさまざまなサービスまでを含めた、すべてが会する展示会として開催される。


CEATEC 2024は10月15~18日に千葉市の幕張メッセで開催される。開催コンセプトを「Toward Society 5.0」とし、開催テーマは「Innovation for All」。経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、「共創」によって未来を描く、とする。入場料は無料(登録入場制)。


CEATEC 2024は、ジャパンモビリティショービズウィーク2024との併催が決定している。こちらの主催は日本自動車工業会。東京モーターショーを前身とするイベントで、2024年は、モビリティ関連企業と次世代を担うスタートアップによる、ビジネス共創を生み出すビジネスイベントとなる。


CEATECの鹿野清エグゼクティブプロデューサーは9月20日の記者会見で、「CEATECも同じ言葉『共創』をテーマに掲げている。BtoBということになると2つの展示会は親和性が強く、併催に違和感はない。浸透性のある連携ができるのではないか。自工会からお声がけをいただいて、我々も喜んで、じゃあ一緒にやりましょう、と」。


実はCEATECと自工会とは「けっこう長い付き合いで、モビリティの世界とはいろいろな形で連携していた」と鹿野エグゼクティブプロデューサーは言う。2011年の東日本大震災の時に共同メッセージを発信、2013年にはCEATECと当時の東京モーターショーで展示スペースを共有している。「CEATEC出展企業の中には、モビリティ業界向けの部品を作るなど関連企業がもともとたくさんいるので、CEATECも積極的に併催を展開させたい」。CEATEC初日には、自工会会長でいすず自動車会長の片山正則氏がパネルディスカッション「サンティナブルな社会の実現に向けて」(10月15日)に登壇予定だ。


CEATECとジャパンモビリティショービズウィークの連携のための施策としては、事前入場登録システムの共有、両会場の相互乗入動線を設定、主催者によるVIP向けツアーの連携、コンファレンスプログラムの連携などが企画されている。また、併催の効果としては、相乗効果による来場者数増加(特に自動車産業関連の来場者)、出展者間の交流機会の創出、情報発信機会の拡大などが期待される。

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