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トヨタ自動車、水素で走る燃料電池バスに、六価クロムなどの環境負荷物質を使用[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2024年10月1日 7時45分

うっかりミスなのか、どうかは定かではないが、脱炭素に向けて環境に最もやさしいとされる水素で走る燃料電池(FC)バスに、人体に有害な六価クロムなどの環境負荷物質を使っていたというのでは、“エコバス”のイメージとは程遠く、シャレにもならない。


トヨタ自動車が、自社が設定した基準を上回る量の環境負荷物質を使って、FCバスの『SORA(ソラ)』を生産・販売していたことが判明したという。


同社が発表したもので、きょうの読売や日経が「トヨタ、燃料電池バスに有害物質」などと取り上げているが、その販促用の商品カタログには基準を達成していないのに「自主目標達成」と誤った記載をしていたことも分かったそうだ。


記事によると、自社基準を上回る環境負荷物質が含まれていたのは、運転席周辺のネジや扉の開閉スイッチの部品で、カドミウムと六価クロムが確認されたという。現時点では車両運行などで乗員や乗客への影響はないとしているが、無料修理を実施し、対象部品を回収するという。


また、商品カタログの不適切な記載では、基準は日本自動車工業会(自工会)が定める目標に準拠して設定したものの、実際は基準を上回っているにもかかわらず、あたかも「自工会自主目標達成」などと、消費者を騙す虚偽の記載をしていたという。


現在、生産・販売している車両では、「環境負荷物質を含まない部品へ切り替えた」としており、トヨタは「今後、調達部品の環境負荷物質の有無について、チェック機能を強化し再発防止を徹底する」とのコメントも伝えている。


2024年10月1日付


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