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スズキは二輪、四輪、次世代モビリティ、全方位でカーボンニュートラル戦略をアピール…ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024

レスポンス / 2024年10月16日 14時38分

自動車、モビリティ企業のマッチングを目的に15日に開幕した「ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024」。日本自動車工業会に参画する14社による共同展示では、最新のカーボンニュートラル車両や技術が展示された。中でもスズキは、二輪、四輪、そして次世代モビリティを並べ、カーボンニュートラルに向けた全方位での戦略をアピールした。


「電気自動車コーナー」に展示されたのは、電動スクーターの『e-バーグマン』だ。ホンダの交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載した125ccクラス(原付2種)の電動スクーターで、最高出力4.0kW、最大トルク18Nmを発揮、44kmの航続距離を実現する。2023年4月より東京都内で実証実験をおこなっており、今後の電動二輪車開発につなげるとしている。このカタチそのものでの市販化は想定していないというが、電動モペッドの『e-PO』と合わせて、スズキの電動バイクが面白くなりそうだ。


スズキブースでは、「水素燃料電池(FC)荷役運搬車」と電動パーソナル/マルチユースモビリティの「SUZU-RIDE(スズライド)」「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」を参考出品。FC荷役運搬車は、工場でのカーボンニュートラル化を促進するモビリティで、スズキの湖西工場でおこなわれている水素実証事業の一環として開発された。太陽光や風力による発電で製造した水素を使い、工場内の運搬をおこなうことでクリーンなエネルギーの地産地消をおこなう。0.5kgの水素を搭載可能で、小さい車体ながら2トンもの牽引能力を有する。


「生活に密着したインフラ企業」をめざすスズキは、「スタートアップなどの事業者と協働し、新しい事業領域の開拓も精力的に進めており、今回のような『仲間づくり』の場に関わることで新事業を一層推進していきたい」として、燃料電池を活用したアプリケーション開発や特定の用途に特化した事業アイデアや、エネルギー変換効率を向上させる技術やソリューションなどを募集する。


スズライド、スズカーゴは幅広い層に向けた四輪の低速モビリティの提案で、従来のセニアカーのような高齢者の移動補助だけでなく、人やモノの移動に必要な「生活の足」となるべく開発が進められている。フレームが剥き出しのシンプルな車体ながら、アースカラーを取り入れたボディカラーや、丸みを帯びたデザインはキャッチーで可愛らしいもの。「誰もが安心して移動できる、移動に困らない社会の実現」に向け、事故防止に向けたセンシングや制御技術、見守りなどを含めた総合サービスや、雨天、炎天下でも快適に移動できる周辺技術や製品を、同ショーでは募集する。


このほかにも、インドで販売する『ワゴンR』を展示。この車両は天然ガス(CNG)で走ることができ、代替燃料として牛糞や食品廃棄物などのバイオマス由来のバイオガスにも対応する。精製されたバイオガスは天然ガスと同等の燃料を得ることができ、既存の内燃機関技術を生かしたカーボンニュートラルの実現に向け期待されている。


ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024は10月18日まで開催。会場は幕張メッセ。

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