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生活を支える電動モビリティが多数展示…ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024

レスポンス / 2024年10月19日 17時30分

「ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024(Japan Mobility Show Bizweek 2024)」が、10月15日から18日にかけて幕張メッセで開催された。本記事では、各企業が展示した多種多様な車両の中で、注目の電動モビリティを取り上げる。


まずはスズキのブースで展示されていた電動モビリティの『SUZU-RIDE』と『SUZU-CARGO』だ。スズキは従来のセニアカー製造・販売だけではない、ヒトの移動やモノの移動に必要な「生活の足」となる電動モビリティの開発に取り組んでおり、コンセプトモデルとして2台が展示されていた。車両の区分としては、特定小型原動付き自転車となっていて、運転免許は不要となっている。このモビリティは4輪であることが特徴だ。現在利用されている電動キックボードなどの2輪車は高齢者が乗れなかったり、安定性や安全性といった面に課題が残る。4輪にすることで、それらの課題を解消しつつ、積載力も設けることで、普段使いから仕事まで幅広い用途で使える車両となっている。


次に、カワサキモータースの電動バイク『Ninja e-1』。発売から1年が経過しているが、会場では多くの人の注目を集めていた。カワサキ初のピュア電動モーターサイクルであるこの車両は、走行モードセレクト機能や、微速で前進と後進が可能なウォークモードなど、EVならではの機能が搭載されている。会場で特にインパクトを与えていたのが、車重の軽さだ。EVと聞くと、重いバッテリーを装備しているため車重も重くなってしまうとイメージしがちだが、排気デバイスやギアがない分、車重は軽くなっている。今後の普及においては、充電インフラの拡大やバッテリー容量の向上が求められてくるという。


そして、ヤマハのコンセプトモデル『DIAPASON C580』の展示も行われていた。この車両は、畑や不整地など悪路での走行を得意としており、ホンダの「Honda Mobile Power Pack e:」と呼ばれる可搬バッテリーを2本使用して、走ることが可能となっている。また、二人乗りを可能としながら、コンパクトで軽量な設計によって優れた電費を実現しているという。「レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)」と呼ばれる、同様の車種よりも小さなサイズとなっており、モード切替でシーンに合わせた走行が可能だ。


そのほか、ダイハツの展示では荷台で野菜を栽培することも可能なEV軽トラックのコンセプトモデルの展示が行われていた。また、いすゞのBEV路線バス『エルガEV』など、生活を支える車両の展示が目立っていた。


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