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歴代スカイラインや巨大なベンツなど…第4回カーフェスティバル in 川島

レスポンス / 2024年10月24日 11時45分

埼玉県川島町役場で10月20日、「カーフェスティバルin川島町」が開催され、軽自動車から大排気量の外車まで、バラエティ豊かな約350台の名車が集まった。


川島町の町制50周年記念行事のひとつとして始まったイベント。日本旧軽車会(吉崎勝会長)が協力・運営しており、今回で4回目の開催となった。350台を超えるエントリーは、関東では有数の規模となってきた。


参加規程は、昭和から平成12年(2000年)までに生産された車両。オート3輪や戦前ダットサン、巨大なベンツなど、あらゆる自動車が並んだ。


入口付近には、6代目の30型から34型までの日産『スカイライン』が並んだ。いわゆる「ハコスカ」や「ケンメリ」といった旧車イベントの王道を行くようなモデルではなく、1980年代以降の、比較的若めの来場者に目を引くような展示である。実際、多くの人たちがカメラやスマホを向けていた。


もちろん、ハコスカやケンメリ、日産『フェアレディ』『サニー』『ブルーバード』、スバル『360』、いすゞ『ベレット』、『117クーペ』といったお馴染みの国産車に、ロータス『ヨーロッパ』やMG『ミジェット』といった外車なども参加。


中には、戦前の1937年製オープンボディのダットサン『16型フェートン』や、スバル『レガシィ』のOEM供給となった2代目いすゞ『アスカ』、ホンダの高級車チャンネルのアキュラブランドから販売された『NSX』といった珍しいクルマも見られた。


その巨大な体躯で目立っていたのは、メルセデス・ベンツの大型乗用車『600』(1975年)。この個体は全長5540mmの「リムジーネ」で、かつてヤナセで50台輸入したうちの1台だという。V型8気筒SOHC6332ccエンジンを搭載し、エアサスペンションやパワーウィンドウ、集中ドアロックなどは油圧制御。世界的著名人や要人が利用したフルサイズサルーンである。オーナーは日常使いしているといい、「ドイツ人からもクレージーと言われています」だそうであった。


この日は近在で同様のイベントが開かれていたが、天気の良さも手伝い、来場者の駐車場もぎっしりと埋まった。吉崎会長は「今回は過去最大規模のエントリーでした。古いクルマだけではなく80~90年代のクルマも参加してますので、若いお父さんとその家族連れも目立ちました。今回は特に女性やベビーカーを押している家族がかなり多くて、来場者の層が変化してきているようでした」と手ごたえを感じているようだった。

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