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『ゲレンデ』はクラシック・メルセデスな内装に乗用車的な上質感が光る【懐かしのカーカタログ】

レスポンス / 2024年10月27日 19時0分

『Gクラス』ではなく『ゲレンデヴァーゲン』と聞くと「ああ懐かしい」と感じる人も少なくないはず。もともとはオーストリアのシュタイア・プフ社と共同開発されたものを民生用のオフロード車としたのが、今でいうGクラスだった。


手元にあるヤナセの中古車のカタログに載っている最初のモデルは1988年の「230GE」。ただしそれ以前から少数台数の扱いで輸入されていた。


一方で写真でご紹介しているのは1990年のカタログ。「プレディカート」の名が与えられたこの年のモデルは4気筒・2397ccのガソリンエンジン(120ps/19.6kgm)を搭載。ボディタイプはホイールベース2400mm、全長4110mmのショートボディと、ホイールベース2850mm、全長4560mmのロングボディの2タイプを設定。ボディカラーはブルーブラックとノーティカルブルーの2色を用意した。


インテリアは基本デザインこそ今見るとオーセンティックで、ステアリングホイールのデザインもクラシックなメルセデスベンツのそれ。ただしウォールナット仕上げのインパネなど、乗用車的な上質感が与えられ、スタッガード・パターンのシフトレバー後方には、トランスファー、デフロックの操作系を配置。チェック柄のファブリックが張られたシートも乗用車的で、ロングボディはラゲッジスペースに折り畳み式のシートを備え、7名乗車としていた。


ハイコンストラクション型と呼んだ、いわゆる梯子型フレームに8個の大容量ブッシュを介してボディを架装する構造も採用。サスペンションは前後リジットのコイルスプリング式。

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