タカラトミーの富山名誉会長に「旭日中綬章」 2024年秋の叙勲
レスポンス / 2024年11月3日 21時45分
タカラトミーは11月3日、同社の富山幹太郎名誉会長が同日付けで、令和6年(2024年)秋の叙勲において、「旭日中綬章」を受章したと発表した。旭日中綬章は日本の勲章のひとつで、社会のさまざまな分野で顕著な功績を上げた人物を表彰する。
富山名誉会長は1982年にトミー工業(現・タカラトミー)に入社、1986年に代表取締役社長に就任し、生産拠点の海外移転、玩具流通の激変など、玩具産業を取り巻く環境が大きく変化する中で、社業の発展に努めてきた。
富山名誉会長は業界活動にも取り組み、2013年から2021年まで日本玩具協会会長を務め、玩具安全対策の強化、東京おもちゃショーの発展を図るなど、玩具業界の発展に取り組んだ。2019年12月には、同年度のバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰において、タカラトミーから始まった「共遊玩具」活動に対し日本玩具協会として内閣総理大臣表彰を受彰している。
旭日中綬章の受章は、これまでのさまざまな活動により、玩具業界の成長と発展に尽力してきた「産業振興功労」が評価されたものだ。
富山名誉会長は受章者にあたって「2023年度、玩具業界は市場規模1兆円を超えた。これは「おもちゃ」を待ち望んでくれている世界中の子どもたちに支えられての結果だと思う。玩具業界がさらに発展していくためには、多様化する価値観や生活様式にどう応えるのか、正解のない課題に挑戦し続けていく努力が必要だ。「おもちゃ」は健やかで豊かな社会に貢献している、という玩具産業人としての矜持を胸に、これからも業界ならびに社業の発展に尽くしたい」とコメントしている。
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